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A.R.Rahman : UNITY OF LIGHT TOUR 2003 Malaysia | インド映画 コンサート

2016/02/08

 わなっかん!
 マレーシアで、A.R.ラフマーンの「UNITY OF LIGHT」ツアーコンサートを観てきました。

☆★☆

ARR2003flier (12月20日開催だというのに)コンサート開催の正式発表が12月6日!(インド的...) 発表からたった2週間後だったコンサートに急遽決断して行ってきました。
 ほんとにほんとに、素晴らしかったです!

 また、2泊3日の強行軍で、一日しか現地で行動できませんでしたが、シャー・アラムに近いクランという町にもリトル・インディアがある、という情報を、同行したむるがさんに教えていただき、行ってきました。こちらもすごく楽しかったです。
 外国人があまり立ち寄る場所ではないらしく、両替所はほとんどなく、ちょっぴり不便だったりしましたが、KLのリトル・インディアよりのんびりしていて、いい感じ。ラフマーンのコンサートに行くんだ、と言うとみんな喜んでくれました。
 VCDもたくさん買って、映画ポスターをいくつもサービスしてもらってホクホク。

 また、ここの地区にある映画館で、Srikanthの封切られたばかりの映画【Joot】を観てきました。映画全体のストーリーは特筆すべきものは何もなかったけど、アクションシーンが大変よくできていて、むるがさんと爆笑しまくりながら観ました。
(ツッコミどころ満載なんだもん!)
 また、ヴィヴェークのコメディが今回も冴えてました。彼が画面に映っただけで、場内大爆笑。何も台詞をしゃべってなくて、ただVivekの身体の一部が映っただけでも、場内大爆笑。パブロフの犬状態。恐ろしい人気です(笑)。

☆★☆

 日本でも、【ムトゥ踊るマハラジャ】【パダヤッパ】【ボンベイ】【ジーンズ】【ディル・セ】等の映画でお馴染みの音楽監督、A.R.ラフマーン。
 昨年は、ロンドンで上演されたミュージカル【Bombay Dreams】の音楽を担当したため、ロンドンでずっと仕事をしていましたが、その仕事が一段落したのか、今年の始めから「UNITY OF LIGHT」ツアーを開催。
  http://www.rahmanonline.com/concert/

 2月にインド国内4箇所でコンサート。
 チェンナイでも、2月21日に公演が実現。ラフマーンの本拠地でのチェンナイでのライブは初開催で、大変な盛り上がりだったようです。
 3月に、アメリカとカナダツアーが行われました。そして4月にマレーシア公演が予定されていたところ、延び延びになっていて、今回12月20日の実施になったみたいです。

 ラフマーンのライブは、以前のツアーでUSAやドバイ公演のDVDは発売されています。
 DVD等をご覧になった方はお気付きかと思いますが、海外ではタミルはローカルな映画なので、選曲がヒンディー映画のもので大半を占めていました。元がタミル映画の曲であっても、ヒンディー語吹替え版の方が歌われていたり。

 しかし、今回はマレーシアという、タミル人が多数移住している国です!タミル好き好きの私としては、ラフマーンのコンサートに行くなら、絶対に南インドか東南アジア公演!と思っていたので、これはチャンス。
 年の瀬だし会社の都合もあるし、どうしよう、と数日間散々迷いまくりましたが、迷うくらいなら将来後悔するから、行っちまえ!と決意。

☆★☆

 今回、熱烈なラフマニアのtamonさんのお誘いに便乗いたしました。
 こんな急に決定したコンサートに、どれだけの日本人が行くんだろう?と思っていましたが、結局6人もの日本人が現地に集合しました。

Ticket: UNITY OF LIGHT TOUR (←写真:合流したシャー・アラムのホテル・レストランにて、入手した明日のコンサート・チケットを確認しながら、語り合っているところ。)

 6人で、「Please come to Japan!」などとメッセージの入った、tamonさん特製のTシャツを着て、ステージ最前列に陣取りました。(tamonさん、ありがとう!)

 (ブロック内で自由席だったのですが、インド人は、映画館でもそうだけど、後方の席に座るのが好きみたいですね。日本人はとにかく前に行きたいことが多いので逆。なので、座席取りは困難ではなかったです。)

 コンサート会場のシャー・アラム・スタジアムは屋外スタジアムで、スタンド席には屋根があるけれど、ステージには屋根がありませんでした。

 開演は19時半だったものの、19時前から熱帯雨林気候のマレーシアらしく、ざざーっと大雨が。
 雨に濡れながらも会場設営していた人たちが、止まない雨を前に、ステージから一旦引き上げてしまいました。
 ま、まさか雨天中止かい!?と6人は顔面蒼白。

開演前の客席。3~4万人?

開演前の客席。3~4万人?

 「中止になりました」なんてアナウンスが流れませんように...と半泣き状態で祈り続けてました。
 しかし、1時間半遅れになってしまったけど、まだ小雨が続いているけど、ラフマーンたちはステージに現れたのです。(19:30開始予定だったのが、実際に始まったのは21:15前後。)


 オープニングを飾ったのは、SPBこと、S.P.バーラスブラマニアム。
 曲は、【ムトゥ】の「オルバン・オルバン」!なんとも力強いオープニングです。
 CDと同じ声だー!

 SPバラさんは、なんと白髪で、しかもその髪の毛もあまり見えませんでした。
 ...今まで、DVD等で見かけていたバラさんは、もしかして、ヅラ? ヅラ? まじ?

 でも、この「素バラ」さん、お坊さんのような崇高な雰囲気に満ちていて、ものすごくかっこよかった。こっちの方がいいよ、うんうん。
 (ラジニもヅラを取った「素ラジニ」の方が好きだけど。)
 そして、私がインドにはまる最初のきっかけとなった「Oruvan Oruvan」。
 いやー、チェンナイで2回、コンサートでSPバラさんの生歌を聴いたことがあるけど、ついに念願のラジニソングを聴いちゃった。うー、1曲目でもう、とってもとってもシアワセ♪♪♪

 (2007.8追記:SPBがこの日スキン・ヘッドに近かったのは、後日ご本人に伺ったところ、とある方のために願をかけて剃髪していたのだとのこと。インドでは、願をかけるときに剃髪するのはよくあることなのだそうです。)

 SPBの壮大な1曲目が終わり、短い曲がかかった後、ラフマーンがマイクを持ちました。

 グッド・イブニング、マレーシア!
 アッサラーム・アレイクム!
 ナマステー!

 Unity of Light Tour にようこそ、楽しんでいってね!

 ...といったMCの後、ちょっと荒々しくラフマーン自身がシャウトする、「Mustafa Mustafa」。

 ラフマーンの曲、タミルものについても全部を聴いたことがある訳ではないので、知らない曲もたくさんあったのですが、36曲、たっぷり4時間近く、堪能させていただきました。
 やっぱり予想どおり、タミルソングがたくさん選曲されていました。私が分かったところで、【ロージャー】【ボンベイ】【Alaipayuthey】【Mudhalvan】からそれぞれ2~3曲が演奏されていました。
 また、今年の夏にシンガポールで観てきた【Boys】からも4曲。

 マレーシアでも【Boys】は結構ヒットしていたようで、ものすごい盛り上がり。私もずっとこれらの曲の間、飛び跳ねてました!
 新曲で盛り上がれるのは、やっぱりすごく楽しいー。
 
 個人的には、【Mudalvan】のシャンカル・マハーデーヴァンの歌「Uppu Karuvadu」が聴けたのが最高にうれしかった。
 また、【BABA】で、ラジニのアクションシーン等でBGMに使われていた、通称「BABAラップ」が、ナマで聴いてもすごくかっこいいので、驚いた。
 近年人気上昇中で、【BABA】や【Boys】で何曲も歌っている、カールティクが、細身のルックスで力強くてクールな歌いっぷりにホレボレ♪
 女性も、まだ名前を覚えてないので申し訳ないけど、ナマで聴けてうれしかったのが多かった。
 特に、【Bombay】や【Alaipayuthey】の曲は、(マニラトナムの映画はあんまり好きじゃないので、聴き込んではいなかったけど)ステージで聴いてて感激ー。

 インドの歌手のみなさんは、ほんとに歌がウマイ!こんなにCDとそっくりの安定感で、しかもグルーブ感がバリバリの歌って、なかなか聴けるもんじゃないです。

 あと、当然、ラフマーンの【Dil Se】を始めとするナマ歌もたくさん聴けて、狂喜乱舞♪ 

 2年前、チェンナイの自宅でちょっと対面させていただいたことがありましたが、ラフマーンはすごくシャイな方です。でも、ステージではこんなに大きく見えて、ちょっぴりシャイな感じを残しつつも、みんなを喜ばせようと、観客をぐいぐい引っ張る。
 コンポーザーであるばかりでなく、最上級のエンターテイナーでした。

 他の人が演奏していて、ラフマーンが何も演奏していない曲もいくつもあったのだけど、4時間の間、一度も舞台袖に引き揚げたりしない。
 手持ちぶさたな間、夢遊病者のように?揺れていたり、かがんでこそこそ?水を飲んでいたり、その仕草がまたチャーミングなこと!
 そういうラフマーンにも目が釘付け(笑)。

 残念だったのは、ラジニものが結局2曲だけだったことかな。
(SPバラさんの「Padayappa」とか、カールティクの「Shakthi Kodu「「Maya Maya」とか、聴きたかったようー)
 あと、チェンナイで演奏していた、【Sangamam】の曲が1曲も演奏されなかったこと。
(【Sangamam】は、すごーく好きな映画だけど、フロップだったらしいので、仕方ないかな...。)

☆★☆

 6人も日本から来た、ということはラフマーン関係者にも伝わってて、ラフマーンはMCで、「今日は日本からもファンが来てくれているんだ」とコメント。ラフマーンのコメントに興奮して気が付かなかったけど、その時、ステージ後方スクリーンに私たち6人が大きく映ってたそうです。
(日本に来て!というメッセージは見てくれたかな...?)
 また、シャンカル・マハーデーヴァンも「Uppu Karuvadu」の途中で、「ジャッパーン!」って叫んでくれたのには、大興奮。

Uppu Kruvadu

Uppu Karuvadu(左側で、ラフマーンが休憩中?)

 終盤、シャンカル・マハーデーヴァンが力強く歌いあげた【Lagaan】の「Ghanan Ghanan」の後のMCで、ラフマーンは、
 「これは雨雲が来て雨が降るのを民衆が喜び歌う曲だ」、
 と言い、その後、
 「でも、今日はさっきまで雨が降っていたけど、コンサートが始まったら雨がおさまったね」。
 そう、途中まで降っていて、濡れながらもド迫力で歌手のみなさんは歌ってくれていたのですが、気付けば雨は上がっていたのです。

 そしてエンディングに向けて、さらにノリノリの曲の連続。
 【Bombay】の「ハンマー・ハンマー」(ヒンディー語ヴァージョン)は、会場を巻き込んでの大騒ぎな歌に。
 歌姫・ヴァスンダラー・ダースも満を持して「シャカラカ・ベイビー」で登場。
 (タミル語版【Mudhalvan】ヴァージョンのそれを期待していたら、英語版【Bombay Dreams】ヴァージョンでしたが。)

 その後、【Dil Se...】の「チャイヤ・チャイヤ」。
 歌姫やラフマーンも交えた、【Boys】の「Secret of Success」。
 (CDスリーブの曲の歌手クレジットにラフマーンは載ってなかったのだけど、この演奏を見てラフマーンが一部を歌っていたことが分かりました~。)

 4時間近くの長丁場ながら、途中ダレることもなく、充実した内容。ラフマーンの「Vande Matarm」で、途中から歌手のみなさんも勢揃いし、上空に花火が打ちあげられ、華麗なフィナーレ。ああ、素晴らしい...。インド万歳。

ending

中心に写っている黄色いクルタの方が、S.P.バーラスブラマニアム。右横がハリハラン。左横がラフマーン。
左に向かってヴァスンダラー・ダース、シャンカル・マハーデーヴァンたちが、右に向かってT.K.カールティク、ブラーゼたちが並んでいます。

☆★☆

 感動的なコンサートが終わって15分ほど後、日本の6人はバックステージで一息ついているラフマーンに対面することができました。

Backstage

 みんな舞い上がっちゃって、私もちょっとはタミル語をしゃべろうと思ってたものの、「わなっかーん!」と言うのがやっと。
 ラフマーンらしく照れて「フフ」と笑いながら、「You enjoyed the show?」と声を掛けてくれました。
 「いえすいえすいえーす!」
と叫んだ後、あ、「あーまー」と言えばよかった、と思ったけど後の祭り。
 ラフマーン面会希望者が後から後から待ち構えていたので、ほんの数分の接近ながら、記念撮影、サイン、握手と応じてくれました。

 
 余談ながら、日本に帰ってから気付いたら、ラフマーンのサイン、チェンナイでいただいた時には「A.R.Rahman」 とフルネームで書いてあったけど、今回は少し走り書きな、「ARR」でした。
 忙しかったんだろうな、大変だったんだろうな。そんななか、ほんとにラフマーン、ありがとう!

 みなさんにも、機会があればぜひ、ラフマーンのコンサートは体験していただきたいです。もしいつか、日本公演が実現したら、絶対お見逃しなく!

(2003.12.23発行のメールマガジンで書いたものを再編しました。)

セットリスト

ラフマーンのライブのセットリストが案外ネット上に出回っていないので、載せてみます。

市販されているA.R.ラフマーンのコンサートDVDは、カットされている曲が多い上、曲順などもだいぶ編集されていて、コンサートの流れだとかの臨場感が今一歩なものが多い気がします。

自分が所持しているものでは、Unity of Light Tourのチェンナイ開催分のVCDが一応フルレングスで収録されているみたいですが、マレーシア公演とは結構曲が違います!
(コンサートごとに曲をかなり入れ替えるって、それだけ手持ちのヒット曲が多いということで、ものすごいなあと感心しきりです。。。)

※記憶を辿って書いてますが、ほとんどが聴いたことがある曲でありながら、全部のラフマーン作品をチェックできておりませんので、不完全です。分かる方、ご教示いただければ幸いです!

それにしても、こうやって曲名並べてみるだけでも...圧巻。

1.Oruvan Oruvan ...【Muthu】 S.P.Balasubramaniam
2.Mustafa Mustafa ...【Kadhal Desam】A.R.Rahman
3.Enrenrum Punnagai  ...【Alaipayuthey】
4.Pachai Niramae  ...【Alaipayuthey】 Hariharan

Pachai Niramae

颯爽として"Pachai Niramae"を歌うハリハラン

5.Chinnamma Chilakkamma  ...【Meenaxi】(この時点ではCD未発表。このコンサートが初披露)
6.Girl Friend ...【Boys】T.K.Karthik
7.Snekithanea Snekithanea  ...【Alaipayuthey】
8.Kaathal Rojave ...【Roja】
9.
10.Kannalane ...【Bombay】

Kannalane

男性ダンサーが上半身及び下半身(スパッツが見える...)がスケスケな衣裳で強烈でした。これが曲のイメージなんでしょうか?(笑)

11.Anbe Anbe ...【Jeans】
MCで「ここに日本のコたちが来ているよー!」
12.Ooh La La ...【Bombay Dreams】(【Minsara Kanavu】)
13.Boom Boom ...【Boys

BoomBoom

Boom Boomを歌うシャンカル・マハーデーヴァン

14. by T.K.Karthik, Blaaze
15.Wedding Qawalli ...【Bombay Dreams】
16.Uppu Karuvadu ...【Mudhalvan
シャンカル・マハーデーヴァンが途中で「ジャッパーン!」と叫ぶ
17.Maro Maro ...【Boys
18.BABA Rap (17からメドレー) ...【Baba
19.ゲストのウズベキスタンの歌手による歌(イリーナ)
20.Sivamaniのドラムソロ
21.Vellai Pookal ...【Kannathil Muthamittal】

Vellai Pookal

22.?インストルメンタル 
23. 女性によるヒンディー語?の歌...【Roja】
24.
25.ハリハランが歌った後、インストルメンタル(?) 
26. SPBと女性
27.Kurukku Chiruththavale ...【Mudhalvan】 Hariharan
28.Konjam Nilavu (Chandralekha)  ...【Thiruda Thiruda】 ~byアルメニアからのゲストの女性歌手
29.Yenna Solla Pogirai ...【Kandukondain Kandukondain】
30.Ghanan Ghanan ...【Lagaan】 Shankar Mahadevan
31.Humma Humma ...【Bombay】
32.Dil Se Re ...【Dil Se...】 A.R.Rahman
33.Shakalaka Baby ...【Bombay Dreams】 Vasundra Das
34.Chaiyya Chaiyya ...【Dil Se...

ChaiyyaChaiyya

*女性ボーカルは、ラフマーンの妹さん。

35.Saregame (Secret of Success) ...【Boys

Blaaze

Blaazeの熱唱に興奮する観客

Saregame

(左から;)T.K.Karthik, Blaaze, (もうひとりはどなただか失念;)
36.Vande Mataram

Ending2

*リハーサルでは、DATING【Boys】をブラーゼヴァスンダラー・ダースでデュエットしたり、Meherbaan 【Tehzeeb】、Tiruvelikeni 【Uthaya】といった曲も演奏されていたそうです。
残念ながら、演目に入っていながら、コンサートの時間がおしてしまったためキャンセルになった模様。

バンド演奏者:Keith, Christy, Rashid Ali, Naveen, Kalyan and Sivamani

いつか、日本公演も実現することを願って。

わなっかん!

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