Padayappa (パダヤッパ いつでも俺はマジだぜ) | ラジニ

Indian Movies / インド映画の話
カンバッジ一番人気(!?)だった、赤パン虎ダンサーズとのシーン

パダヤッパ
Title : படையப்பா Padayappa (パダヤッパ いつでも俺はマジだぜ)  (1999年 Tamil) ※「Padaiyappa」の表記もあり。
Director : K.S.Ravikumar (K.S.ラヴィクマール)
Music : A.R.Rahman (A.R.ラフマーン)
Starring : Rajnikanth (ラジニカーント:パダヤッパ), Soundarya(サウンダリヤー:ヴァスンダラ), Ramya Krishnan(ラミヤー・クリシュナン:ニーランバリ)
Release : 1999/04/10 (日本:2001/3/17)
DVD / 日本盤:ブロードウェイ (日本語字幕あり)、 ただし、英国Ayngaran製(英語字幕)のディスクの方が数段画質がいいです。この映画がお気に入りなら両方買いましょう(笑)
日本公式サイト (※現在リンク切れ)

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日本でロードーショーされた4作目の、ラジニカーント主演作。
怖~いヒロイン(ラミヤー・クリシュナン)の登場で、大きな話題を呼んだ愛憎劇。ラミヤーのインド古典舞踊系のダンスも見応え充分。オトナのマサラムービーとして必見!
わたしは劇場で22回観ました!(2009年現在。笑。)

(2018.2追記)
2017年、【バーフバリ伝説誕生】【バーフバリ王の凱旋】日本公開により、国母・シヴァガミ役でラミヤー(ラムヤ)が再注目されています。バーフバリでは夫婦でありがながら敵対関係であったナーサルが、パダヤッパでは妹思いの兄(でも腹黒い)役。その辺の違いを楽しめるかもしれません!

キャスト

※以下、2001年の日本公開時に、当サイトで特集ページを作成していたときの登場人物紹介です。

★登場人物ご紹介★

映画【パダヤッパ】の登場人物の中で、日本公開前後にチェンナイでラッキーにも対面できた俳優さん・お宅訪問をした方たちをとりあげています。

ラジニカーント (Rajnikanth) パダヤッパ役
彼については何も解説する必要はないでしょう!ラジニ様!
ラミヤー・クリシュナン (Ramya Krishnan) ニーランバリ役
本作品のラジニと対決する悪役のめっちゃかっこいいお姐さん。
彼女のナマのメッセージも聞いて下さい!
センディル (Senthil) アラゲサ役
自分がアップにならないシーンであっても、細かいところまで演じていて、さすが~とうならせる、タミル映画界でひっぱりだこの彼。ラジニの相棒として本作品でもイイ味だしています
カナル・カンナン (Kanal Kannan) ヘビ塚でパダヤッパに吹っ飛ばされる人の役
kanalkannan
本作品のスタントディレクター(アクションマスター)。
俳優としても登場します。
さすがアクション監督だけあって、ダンスもキビキビとした動きでキマッてます!
マンスール・アリ・カーン (Manssoorali Khan) 金貸し役
後半にパダヤッパのおじの家をのっとろうとしてやってくる影響力のある借金取り。(しかしパダヤッパよりスケールが小さい)
アヌ・モーハン  (Anu Mohan) ヘビに手を噛まれなかった?と聞くおじさん
anumohan
20年に渡ってパダヤッパにヘビ塚のことを尋ね続けるしつこい陽気なおじさん役。
もともと監督兼ライターをやっている方ですが、この映画によって、俳優のオファーが激増したそうです。
A.R.ラフマーン (A.R.Rahman) サウンドトラック担当
arrahman
今回もすばらしい音楽を聴かせてくれます。「パダヤッパ」は音楽制作に8ヶ月かかったそうです。
スタジオに、ラジニとラミヤー姐さんも訪れてアイディアを出し合ったとか。その光景を想像してみると、すごくドキドキする図ですね♪

悪役)Radharavi (ラーダーラヴィ:ニーランバリの父),
Naasar(ナーサル:ニーランバリの兄・プラカーシュ)
コメディアン) Senthil (センディル:アラゲサ),
Ramesh Kanna (ラメシュ・カンナ),
Anu Mohan (アヌ・モーハン:ニーランバリ家の使用人・ヘビ塚おやじ)

その他共演)
Lakshmi (ラクシュミ:パダヤッパの母),
Lavanya (ラーヴァンヤー:パダヤッパの従妹),
Mansooralikhan (マンスール・アリ・カーン:金貸し),
Abbas (アッバース:Chandraprakash ニーランバリの甥),
Chiththara (シターラー:パダヤッパの妹),
Manivannan (マニヴァンナン:パダヤッパの叔父),
Preetha Vijayakumar (プリーター・ヴィジャイヤクマール:パダヤッパの長女),
Prakashraj (プラカーシュラージ:警官),
Anita (アニター:パダヤッパの次女),
Sathyapriya (サティヤプリヤー:ニーランバリの母),
Vadivukarasi (ヴァディヴッカラシ:ヴァスンダラの母)

スタッフ

Story・Screenplay・Dialog) K.S. Ravikumar
作詞) Vairamuthu
振付) Tharunkumar, Brinda(Suthi Suthi), Lalithamani(Rudra thandavam)
アクション監督) Kanal Kannan (カナル・カンナン)
制作) K.サティヤナーラヤナン,M.V.クリシュナー・ラオ,K.ヴィッタル・プラサード
提供) Arunachal Cine Creations

その他スタッフ) 美術:D.K., 撮影:S. Murthy, Prasad, 編集:K.タニカーチャラム, 衣装:V.ムールティ,V.サイ(ラジニカーント専属),メイク:A.コーダンダパーニ,R.スンダラムールティ(ラジニカーント専属),特殊効果:M.J.ラジュー,ムンナー,シャンムガム, 監督補:N.S.ラメシュカンナ,   製作補:テーナッパン P.L.

あらすじ

パダヤッパ(ラジニカーント)は、名士(シヴァージ・ガネーシャン)の息子。いとこのニーランバリ(ラミヤー・クリシュナン) は、欲しいものは何でも手に入れないと気が済まない、気性の激しい女性で、パダヤッパに恋い焦がれる。 しかし、パダヤッパが恋心を抱いたのは、ニーランバリの家の使用人・ヴァスンダラ(サウンダリヤー)。 パダヤッパの妹(シタラー)とニーランバリの兄(ナーサル)の縁談が、破談になったことをきっかけに、パダヤッパとニーランバリの因縁の20年がはじまった。

挿入歌

jpncd.jpg
←は、日本盤サウンドトラックCD(ムジカテック)~廃盤。稀にAmazon等で中古盤が出回っています。
(歌詞和訳やライナーノーツもあるので、入手できるようならぜひぜひ!)

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海外盤は、インドや世界のインド人街のタミル系ショップで、見かけることはあります。
今やワールドワイドに活躍する、A.R.ラフマーンの作曲した作品の中でも、「タミル系!」な音を求めるなら、ぜひおススメしたいサントラです。

楽曲やダンスについて、そしてサントラCDの話は、長くなりましたので、別ページに移動しました。こちらをどうぞ。(2009/11/12)

見所


ラミヤー・クリシュナンにいただいたサイン♪

●主役を喰う勢いのラミヤー・クリシュナンの演技(ニーランバリのモデルは、元州首相ジャヤラリターだ、と言われているので、何をパロっているか観ると大変興味深い。)
●いつも映画にちょこっと出演することでおなじみの、K.S.ラヴィクマール監督のこの映画での登場シーンは?
●同様にカナル・カンナン(アクション監督)は、どこに登場する?
アヌ・モーハン演じる、「ヘビ塚質問おやじ」(この役で彼はコメディ・アクターとして大ブレイク)

ちょっとトリビア

●「Padayappa」は、ムルガン神の別名。6つの頭を持つ。→「パダヤッパ。アール〔6つ(の頭)〕・パダヤッパ」という台詞はココから。
●1曲目の赤パン豹柄ダンサーズは、インドのフォークダンスで実在するトラダンスから!→この日記参照
ラジニ第150作目。
●シヴァージ・ガネーシャンの遺作になる。(2001年7月逝去)
●関係者は全員否定しているが、タミルナードゥ州元首相ジャヤラリターを皮肉った映画、と云われる。
●ラミヤー・クリシュナン自身も、「ジャヤラリターがモデル」説は否定。「一途に一人の人を愛しぬく、純粋なヒロインの一人を演じた、と思ってる。ちょっと愛し方に度が過ぎただけ。私は、あんな風な人間にはなれないけどね(笑)」(2002.9月、本人談)
●【Arunachalam】で「怖いおばあさん」を演じた女優ヴァディヴッカラシが、ラジニファンより脅迫等を受けたことに配慮して、今回は良い役として、ヴァスンダラの母親役に配役された。(【アルナーチャラム】とかなり違う役柄なので、指摘されないと同じ人だと気付かない方も多いと思います。というか、【アルナーチャラム】がかなり過激だったんですよね。)
●公開日数200日を突破。数年間、タミル映画における最長ロングランに。
(その後、【パダヤッパ】の記録を抜いたのが、2004年・ヴィジャイの【Ghillli】。そして2005年・ラジニの【チャンドラムキ 踊るアメリカ帰りのゴーストバスター】が公開800日達成のロングランに。)
●関連映画 【Annai Kaaligambal】~ニーランバリ役のラミヤー・クリシュナン人気に便乗?した、ラジニファンの象が登場する神様映画

日本公開

配給:日本スカイウェイ&アジア映画社
初上映:2001/02/18 にいがた国際映画祭  3回上映。
ロードショー:2001/03/17~04/13 4週間 (東京・銀座シネパトス)
その後、大阪等全国を巡回。

4月21日(土)~5月4日(金) 大阪・扇町ミュージアムスクエア (12:15 / 15:35 / 18:55)
5月3~5日 松本中劇シネサロン 
6月8日~11日 神戸アートビレッジセンター
京都 みなみ会館 
名古屋 名古屋シネマテイク
札幌  シアター・キノ

パダヤッパ前売鑑賞券
(東京)1,500円。劇場窓口のみ2001年カレンダー柄ポストカード付
(大阪)1,400円。劇場窓口で先着100名のみ、現地オリジナルB全サイズポスター付

東京では、「パダヤッパ」VIPメンバーズ定期券が発売されました。
[料金]10,000円
[特典]上映期間中フリーパス(何度見ても可&列に並ばなくてスルーパス)、オリジナルTシャツ(非売品)・テレホンカード(50度数)付き、 3月10日公開記念オールナイト上映イベント無料、公開期間中オリジナルグッズ10%引き

グッズ;
携帯ストラップ 1,200円
ラジニ黄金像
缶バッジ 200円 (豹柄赤パンダンサーズとラジニが踊ってるやつがすぐに売り切れてたと記憶してます)
ラジニの飛び出すグリーティングカード 500円

※劇場で販売されていたグッズやパンフレット等については、後日追記します。

カンバッジ一番人気(!?)だった、赤パン虎ダンサーズとのシーン

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定期券買って、4週間の上映中、16回観ました。(【ムトゥ】が2回、【アルナーチャラム】のときでも4回だったのに!)
はじめは、1万円という定期券買うのも躊躇したし、それでもグッズなど特典に惹かれて思い切って定期券を購入し、単に1万円の元を取るために6回ほど行ければ…という位の心がまえだったのですが、結局はパダヤッパ中毒というか、ニーランバリ・ジャンキーというか、すっかりハマッちゃいました。
定期券という贅沢を、めいっぱい楽しませていただきました。
定期券で通ってた方、結構たくさんいたようですよ。
みんな、ラジニが大好きなんだなあ~、と劇場に通って、他の人が入口で定期券を提示するのを見かけるたび、同志のようなうれしさを感じてました(笑)
でも、通いすぎで、腰も体力もボロボロになりましたけど…。

「いつでも俺はマジだぜ」という副題は、当時の銀座シネパトスの支配人さんが提案されたんだとか…。
わたしもマジになって通いました!

パダヤッパ~いつでも俺はマジだぜ!★日本盤DVD:
(← 以前売られていた際のDVDジャケット)

現在、ブロードウェイから、【パダヤッパ】単品DVDと、ラジニカーント4作品(【パダヤッパ】、【バーシャ】、【アルナーチャラム】、【ダラパティ】)をまとめたDVDボックスの2種類が販売されています。(2007年に新装・再リリース)

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むんむん’s コメント

 ※むんむん’s Diary内のパダヤッパ・映画館鑑賞日記アーカイブに、その日その日の感想がありますので、そちらもよろしければどうぞ。

<<2008.11追記>>
 自分がバラタナティヤムを習いだしてから久々にこの映画について思い出してみたら、劇中ラミヤー・クリシュナンが怒り狂って踊るシーンが、「ルドラ・タンダヴァ」(シヴァ神の怒りの踊り)であることに気がついた。かっこいい~!

その踊りの中で、膝をついてぐるぐる旋回するところがあるけれど、先月、クイーン・ハリシュのダンスショーでそれをナマで目の当たりにし、インド舞踊のものすごさに圧倒されました!


<<2003.3.1記>>
字幕なしで初めて観たときは、女性ヒロインの一人が亡くなる、という強烈なラストに、 大変後味が悪く、ラジニのダンスも前作【アルナーチャラム 踊るスーパースター】に比べると、生彩を欠いているというか、 本人のカッコよさ(いわゆる「スタイル」)だけで引っ張っている感じがして、これがラジニの最新作なのか、 とショックでした。

 でも、その後、日本語字幕付きで観て、ラミヤーの一本筋が通った生き方のカッコよさ(彼女の踊りも度胆を抜かれました)、 サウンダリヤーの凛とした美しさなどに感動し、ラジニは本人のピークは過ぎているかもしれないけど、共演者の魅力を引き出して、 結果的に作品のトータル性では、すばらしい作品だと実感。
 東京ではロードショー時に、無制限で鑑賞できる「鑑賞定期券」制度があったおかげで、麻薬のようにハマって公開していた4週間の期間中に20回近くスクリーンで観ました
 ただ、どうしても解せないのは、あんなに(態度やアプローチに問題があるとはいえ)一途なニーランバリに、何故あんなに「誰にでもやさしく」 「人望の厚い」はずのパダヤッパは、冷たい態度ばかりとったのか、ということ(笑)。
 (あんなことを言われたら、大抵の女性は逆上して相手を恨むんじゃないのかな~)私がパダヤッパなら、 主人(ニーランバリ)に忠誠心のないヴァスンダラより、一途なニーランバリを絶対に選ぶんだけどナ。

サイト内関連ページ

[旧サイト内パダヤッパ特集ページ] (※2002年頃以降、更新してません)
パダヤッパ・映画館鑑賞日記
▼関係者ご対面記
ラミヤー・クリシュナン (2001.1.8 ~ Part 1Part 2音声メッセージ
アヌ・モーハン (2002.1.16
センディル (2000.8.31
カナル・カンナン (2001.1.2

(2000年9月、チェンナイのミニ・シアターで初鑑賞。2001年2月18日にいがた国際映画祭で日本語字幕版初鑑賞。)

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