Title : Joot—Are you ready (ジュート!) (2003年 Tamil)
Director : Azhagam Perumal (アラハム・ペルマル)
Music : Vidyasagar(ヴィディヤーサーガル)
Starring : Srikanth(シュリーカーント), Meera Jasmine(ミーラー・ジャースミン)
若手のホープ・シュリーカーント(スリカント)が、それまでラブストーリーの出演が多かったところ、初めて本格アクションに取り組んだと話題になった作品。
制作データ
公開日)2003/12/19
DVD) Ayngaran
悪役) Aditya Panscholi
コメディアン) Vivek
共演) Murali(Malayalam), Lavanya, Shyam Ganesh,
Story)
Dialogue) N.Prasannakumar
脚本)
振付) Brinda, Kalyan
アクション監督) Pepsi Vijyan
制作 / 提供) Ajaykumar / Sree Lakshmi Productions
その他スタッフ) 撮影:K.Kathir
挿入歌
♪ Dheentanikida (Tippu, Karthik, Timmy, Manickavinayagam) Lyrics:Na.Muthukumar
♪ Kattabomma Kattabomma (Tippu, Nandhinisrikar & Chorus) Lyrics:Na.Muthukumar
♪ Azhagiya Koonthal (Karthik, Srinivardhini) Lyrics:Kabilan
♪ Enna Enna (Vijay Jesudas, Rajalakshmi) Lyrics:Yugabharathi
♪ Vediveesuraan Vediveesuraan (Jyotsna, Raqeeb, Karthik, & Chorus) Lyrics:Pa Vijay
♪ Kattabomma Kattabomma (Tippu, Nandhinisrikar & Chorus) Lyrics:Na.Muthukumar
見所
●CGバリバリのアクションシーン。タミルらしいアイディアが満載。サンダル履きのシュリーカーントのアクション。(痛くないのか!)
●クライマックスのアクションシーンの悪役の服装。(そんな服、特注?)
●ヴィヴェークのコメディ。何回バイクで人を轢いてしまうでしょう?
●シュリーカーントの肉体美。
あらすじ
イースワラン(シュリーカーント)は、病気の父(ムラーリ)の治療のために、チェンナイに出てきた。チェンナイに住むイースワランの兄(シヤーム・ガネーシュ)は、(ラーヴァンヤー)と結婚したが、父はそれを許さず、兄は勘当同然であった。
イースワランと、ミーラー(ミーラー・ジャースミン)の説得で、父は兄を許す。
町のギャングが暴れていた際、スポーツ好きで正義感の強いイースワランは、彼らを叩きのめした。
しかし、それをきっかけに恨みを買ったイースワランは、危険にさらされる。そのたびに運動神経バツグンのイースワランは、なんとか切り抜けていった。
兄の妻が、陣痛が始まった頃、彼女の元に駆けつけようとバイクにまたがるイースワランと兄の後ろを、大型車が迫り…。
制作Note
●シュリーカーント初のアクション映画。
●「ジュート!」とは、日本語でいえば「よーい、スタート!」の「スタート」に相当する掛け声のスラング。(だから副題は「Are you ready」なのね)
●ラーヴァンヤーは、この映画の撮影後に売春容疑で逮捕されたと一部報道されたが、出演シーンを特にカットされていない模様。(話題作り?)
●悪役は、本作がタミル映画デビューとなるヒンディーの俳優。
●関連記事 制作中の監督等のコメント(2003/06/28付rediff.com)
●レビュー
Sify.com
Mouthshut.com
●サイト内関連ページ
・タミルナードゥ州・チェンナイのアルバート劇場切符売場での写真
・マレーシア・クランにある劇場でのポスター写真(写真上)
むんむん’s コメント
タミルでは、年末年始よりも1月中旬の「ポンガル祭り」が盛り上がるため、新作の封切もポンガルの時期に集中します。
そのため、年末年始は逆に新作上映が少なくてサミシイところですが、そうした中で2003年12月中旬に封切られたばかりだったタミル映画が、1作1作、着実に評価上昇中だったシュリーカーントの主演作のこれ。
シュリーカーントは演技は上手いのかもしれませんが、ダンスやアクションは若干苦手な印象があります。
この映画では、カメラワークやCG演出がものすごく上手というか、その主役の不得手な部分をばっちりカバーしています。
カバーの仕方が他のタミル映画に比べるとかなり自然です。
でも、ダンスなど土臭い雰囲気なチューンにあふれているし、アクションもアイディアがとてもおもしろい。
シュリーカーントがデビュー当時のさわやか系ルックスに比べると男気溢れてきました。
たぶん、シュリーカーントの代表作にはならないだろうけど、とても見やすいし、字幕なしでも理解しやすく、十分楽しめました。
いい意味で、タミル映画の進化が観られる映画だと思います。
2003/12/20,マレーシア・クランで初鑑賞。
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