【Singh Is Kinng】 (Hindi,2008)

Indian Movies / インド映画の話
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 (シンガポール旅行’08 第4日目~9月1日その3)

Jade Cinemaのロビーにあった映画ボード


Haw Par Villaに行った後、さあ本日も1本映画を観るだよ!ってなわけで。
今回の旅3本目のインド映画は、(私にしては珍しいけど、ヒンディー映画の)【Singh Is Kinng】。
ハーバーブリッジ駅から、ブギス駅までMRTで移動。
ビーチ・ロード沿い(昨日のGolden Theatreと同じ道沿い)のJade Cinemaに向かいます。

919_Qiji
912_メニュー
915_ラクサ

駅の近くで、ささっと食べられるものを探して食べた昼食は、シンガポール・ラクサ。
SGD3.5。
これがこのシンガポール滞在中に唯一食べた、インド料理以外の食べ物だったりする(笑)。
インド料理ばっかり食べてるけど、ラクサも大好物さっ。
(チャンギ空港で食べると、10ドル近くするのでぜひ市内で食べたかった…。)

さて、今回何故これを観ることにしたかというのは、Haw Par Villaの後、夜のフライトまでにいい時間帯で見られるインド映画の中から選んだから、というのが一番の理由。
でも、ボリウッドに疎いわたくしでも、ちょっと見てみたいと思う(こじ付け的な)理由は一応アリ。

(1)【チャンドラムキ】(Tamil,2005)でラジニと決闘しちゃう謎のムキムキマンを演じていたソーヌ・スードが出てるらしい
(2)【ナトゥ 踊る!ニンジャ伝説】(日本,2000)でナンチャンの相手役ヒロインを演じていた、ネハ・ドゥピアがセカンド・ヒロインとして出てるらしい

この二つだけで充分、興味があるわ♪
ソーヌ・スードって、タミル映画【Majnu】(2001)でプラシャーントと対決する悪役(テロリスト役。かっこよかったので、この人誰だろーと検索したけど、当時誰だか分からんかった。)を演じてデビューしたのに、何故か映画にクレジットがされてなく、その後見かけないなあと思ってたら、しばらくヒンディー映画界で頑張ってたらしく、約5年後突然、【チャンドラムキ】でタミルに再登場したわけさ。

ヒーロー志願の役者さんが、悪役や端役でデビューしたりすると、公式サイトやプロフィール上の出演作リストからわざとその作品を外してたりすることがよくあるみたいだけど、きっとこのソーヌ・スード氏もそのパターンであり、タミルでこっそりデビューして慣らした後、ヒンディーで活躍の場を求めたがイマイチぱっとせず、タミルに出稼ぎに戻ってきたのかな~?と【チャンドラムキ】を観たときに思ったものだった。
だから、漠然とその後も気になっていたのです。

ネハーちゃんも、【ナトゥ】に出た(それまでモデルをしていて、これがデビュー作だったけっか?)後、女優として名前をなかなか聞くことがなく、本国インド映画で大活躍してるのか、漠然と気になっていたので、ちょうどいいや。

アクシャイ・クマールの映画も観てみたかったし。

917_Singh is Kinng

平日15時過ぎの上映で観ましたが、かなりお客さんが入ってた。(2~300人はいたと思う。)
さすが、この夏一番のヒット作といわれてるだけあるなあ。
(うらやましい。【Kuselan】もこれくらい、お客さん入ってたらなあ~!)

アクション・コメディー映画らしく、お客さんもたくさん入ってるので、しょっちゅう場内は爆笑の渦。
こういう、一体感はわたしは大好きだ。映画館に観に来た甲斐があったもんだねぇ。
実際、よくまとまっている映画だと思う。
つくりとしては、今回の旅で観た3本の中では群を抜いてまとまりのある、見やすい映画だと思いました。

ベンチ前に掲示されていたポスター

アクシャイ・クマールって、かっこいいとよく聞くけど、全編ターバン巻いてるのであんまりよく分かりませんでした(爆)。
ターバン巻いてると、どうしてもフケて見えるし~。(巻いてるなりに、かっこいいとは思ったが。)
コミカルな演技がとても上手いね。身のこなしも颯爽としていて、見ていて気持ちがいい。

ソーヌ・スードは、相変わらずムキムキしているようだけど、途中から車椅子生活なお笑い系ポジションな悪役でした。重要な役といえば重要な役だが、あんまり大したことないといえば大したことないような… 【チャンドラムキ】後、あんまり出世してないのかな?

ネハーちゃんは、【ナトゥ】の頃とは考えられないほど、せくすぃな役どころでした。
びっくり。銃アクションもこなしつつ、男を戦略的に誘惑するのもお手のもの、な。
ナンチャン、すごい女優さん(?)とかつて共演してたのねぇ…。

舞台はオーストラリア。
ゴールドコーストの方でロケしたらしいけど、GWにメルボルン+シドニーを旅行したばかりなので、ゴールドコーストは行ったことないけどなんか見覚えがあるような光景が広がってて、楽しかった♪

●●●

で、正直な映画の感想。

聞いてた評判ほどには、気に入らなかったです。

●私は無意味な銃撃シーンの多用をする映画は苦手というか、辟易しているのだった。 (銃撃な映画だと知らずに観てしまったんだけどサ。)
●「根は正直者で最高にいいヤツなんだけど、トラブルばかり起こしてしまうお調子者」なキャラクター設定、わたしがヒンディー映画で飽き飽きしてるパターンなんだよな!
その設定でも、物語や演出にも少し深みがあれば観ていられるけど、「ほら、おもしろいだろ!おもしろいだろ! …おわり。」みたいなのは、う~ん…。
(【DDLJ】をはじめとする、シャールク・カーンの映画に多いと思っていたけど、アクシャイ・クマール映画でもこうだったりするのか…)
 ⇒ 俳優さん自体は、いい演技をしてると思うし、充分好感は持っているのだけど、このキャラクター設定は、どうも私は受け付けないのだ。 こういう映画は各俳優に1本ぐらいあってもいいと思うけど、こういうのがトレンドなのはちょっとね、って感じ。

でも、観にいけて楽しかった!

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