ラジニ新作の監督新旧お二方

Celebrity / インド映画界の人々の話
[Chandramukhi] director P.Vasu and [Jughubai] director K.S.Ravikumar. (Jan.1st,2004) 今年ラジニカーントの新作の監督として大騒ぎされた、P.ヴァース氏とK.S.ラヴィクマール氏。

[Chandramukhi] director P.Vasu and [Jughubai] director K.S.Ravikumar. (Jan.1st,2004)
今年ラジニカーントの新作の監督として大騒ぎされた、P.ヴァース氏とK.S.ラヴィクマール氏。

この写真、今年初めにも一度掲載してるんですが、さっきたまたま見たら、なんだかタイムリーなので、画像を二人の人物にクローズアップして再掲載です。

この写真は、2004年1月1日に、Jaya TV主催のタミル映画賞?の表彰式を撮ったものです。
左が、P.ヴァース氏(【Mannan】【Ulaippali】監督)で、右がK.S.ラヴィクマール氏(【ムトゥ】【パダヤッパ】監督)。

お、往年のラジニ映画の大ヒット作を手がけた監督ふたりが並んで座ってるぅ♪

という感じで撮りました。(右端の女の子は、クシュブの娘さんです)
あくまで、過去、ラジニ映画を撮った人、という認識で、です。
当時、チェンナイ現地では、2003年最大のヒット作・ヴィクラム主演の【Saamy】を撮ったハリ監督が、ラジニカーントの新作を監督する、ということでほぼ決定的だったのです。

ハリ監督に、この写真を撮る前日位に面会していて、本人からもラジニとの打ち合わせで忙しい旨をうかがっていました。
ハリ監督は、【パダヤッパ】で、ラジニの長女役を演じた、プリーター・ヴィジャイヤクマールの旦那さま。
そして、プリータの父・ヴィジャイヤクマールは、【バーシャ!】【BABA】などのラジニ映画でもお馴染みの俳優であり、ラジニの長年の親友でもあります。
現地の市民の話でも、ラジニはヴィジャイヤクマール氏の進言によく耳を傾けるらしい、ということで、ヴィジャイヤクマール氏の愛娘の旦那さまのハリ氏のことも、ファミリーのごとく信用して、ラジニの次回作の監督に抜擢されたのであろう、
ということでした。

しかし、この写真の2~3ヶ月後、いつまでもGOサインを出さないラジニに、噂話は不穏なものとなっていき、そして、4月に、ラジニはK.S.ラヴィクマール監督で【Jughubai】を撮影する、と発表したのです。
同じころ、ハリ監督は、恐らくラジニのために温めていた物語【Ayyaa】を、サラットクマールを主演にして制作開始しました。

個人的に、ハリ監督を応援していたので、ショックでしたが、K.S.ラヴィクマール監督も大変素晴らしくてテンポのいい映画を撮るお方。
【Jughubai】がどんな作品になるのか、地味に楽しみにしておりました。

が、数ヶ月後、制作発表しながらまったく撮影が開始されない【Jughubai】、企画倒れになったのか、という噂が…。

そして、秋になり、なんと【Jughubai】は撮影延期(白紙にしたわけではない、とラジニは強調)、替わり?にシヴァージ・プロダクション(すなわち、名優故シヴァージ・ガネーシャンの長男・ラームクマール氏がプロデューサー)のもとで、P.ヴァース監督で【Chandramukhi】を撮影する、と発表が!

びっくり、びっくり!

しかも、私はこの写真の4日前に、P.ヴァース監督&プロデューサーのラームクマール氏と、たまたま昼食を一緒にさせていただいてたんですよっ。
2003年12月28日にお二方とごはんを食べた話
あのとき、ずいぶんのんきに、世間話でラジニの話とか聞かせていただいたけど、まさかラジニの新作の制作コンビとなるとは!

先日、Periploさんと、【Chandramukhi】の原作と噂される、【Manichitrathazhu】(モーハンラール主演・マラヤラム映画)をちょっと観たんですよ。
血みどろシーンもある、すごいインパクトのある作品でした。
(ちなみに、この【Manichitrathazhu】のカンナダ版リメイクが、P.ヴァース監督で、ヒロインがサウンダリヤーの【Aaptha Mitraa】。ラジニは、このカンナダ版にエラく感銘を受けて、P.ヴァース氏にコンタクトを取ったらしい。
この辺の経緯は、ニュースブログの方で、Periploさんがコメントしてるので、読んでみてくださいな。)

この映画のリメイクである、と言われる【Chandramukhi】は、コメディ映画になる、とP.ヴァース監督やラジニは語っているようですが、どんなふうになるんだろう。
ラジニサイドは、リメイク説を否定はしていますが、【Manichitrathazhu】をモチーフに、大きくコメディをクローズアップして、違ったアプローチの映画を撮る、ってことかもしれませんね。
いずれにせよ、楽しみですよー。

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