[11/4再上映決定!]ヴィジャイ新作【Mersal】(メルサル)が10/20〜22に東京・大阪・群馬で上映! 〜インドのお祭り「ディワリ」週間に、南インドな「お祭りマサラムービー」を観よう!

Spacebox Mersal Indian Movies / インド映画の話

※インドや世界中で話題沸騰・超特大ヒット中、日本でも台風中の上映ながら満席回続出による反響につき、追加上映決定!
11月4日(土)15:00〜 川口スキップシティ 映像ホール (325席) 
今回大きい箱での上映で、即満員ソールドアウトはないと思いますが、
先日の上映で、当日券を求めに来たお客さんが一時キャンセル待ちになる事態もありましたので、予約して行くほうがおすすめです。
(運営者の方々が多忙で、当日券発売やソールドアウトの情報を発信しない可能性もあります。)
日本語メールでの申込も大丈夫です。

ヴィジャイの新作【Mersal】(メルサル)が、インドでは10月18日公開。 日本ではその二日後の10月20日から3日間、在日インド人の方々による上映組織「スペースボックス」さんにより上映されることになりました!
5月の南インド映画祭(SIFFJ)【テリ〜スパーク〜】(Theri)で、日本で(日本語字幕付きで)初公式上映がされたヴィジャイ。
テリでヴィジャイを知った人も、昔から知ってる人も、ヴィジャイって誰よ?って人も、「今の」歌って・踊って・ファイトして!な正統派マサラムービーを引っ張っているタミル映画界の若大将・ヴィジャイの最新作に、お祭り騒ぎで痺れましょう!

(※【テリ】や前作【Bairavaa】までは、「Ilaya Thalapathi」(若大将)のヴィジャイ、とオープニングのクレジットで表示されていましたが、ヴィジャイ61作目の本作からは「Ilaya」(若い)という冠をクレジットから外しています。 まあ40代になってるんで、若いといつまでも言っててもね。大御所の風格も増しましたしね〜)

Spacebox Mersal

イオンシネマ市川妙典(千葉県市川市妙典4-1-1、3F)
10月20日(金)8:00PM screen 1(106席) → screen 5 (182席)
10月21日(土)3:00PM screen 3(223席)

イオンシネマ海老名(神奈川県海老名市中央区2-4-1、2F)
10月21日(土)(※満席)、10月22日(日)3:00 PM それぞれ Screen 4(147席) 

イオンシネマ茨木
10月21日(土)3:00PM Screen 4(110席)

イオンシネマ名古屋茶屋 → イオンシネマ太田
10月22日(日)3:00PM

DCP上映
英語字幕付き
上映時間 2時間45分(2時間50分説、51分説もあります) 途中10分休憩あり
大人 2300円/子供 1000円

申込方法
●メールで予約(日本語OK) spaceboxjp@gmail.com
SpaceBoxのサイトから申込(英語ですが、問い合わせは日本語OK)

Mersalって、どんな映画?

まあ、とにかくティザーを観てみてください。

これを書いてる現時点では、ストーリーについて何の発表もないです。
ただ、【テリ〜スパーク〜】のアトリ監督との再タッグで、ヴィジャイが3役やっているらしい。 アクションシーンが【テリ〜スパーク〜】の倍以上あるらしい。 A.R.ラフマーンが音楽やってるらしい。
タイトルの「mersal」は、和訳すると「すごく驚く/めちゃくちゃびっくりする」といった意味だそうです。

もう、バリバリの「歌って/踊って/ファイトして」なマサラムービーであることは推察できます。

この映画は、制作発表当初から、今秋のインドの祭り「ディワリ」(タミル語では、「ディーパーヴァリ」)に公開することを明言しています。
お祭りの時期に照準を合わせて狙って出してくる南インド映画は、「家族や友だちと観てノリノリになって大騒ぎをしてハッピーな気分になってお祭りを祝う」ことを意識してくるものが多いです。
(ラジニカーントの大傑作【ムトゥ 踊るマハラジャ】も、1995年のディーパーヴァリに現地で公開されたものです。)

ラジニの次の世代のスーパースター筆頭候補と言われる、ヴィジャイ級のスターの出演作であればそれは尚更です。
ヴィジャイ映画の近年の作品には、個人的な怨恨による復讐映画だとか、悲惨な救いのないリアリズム映画系なタイプの作品はほぼ皆無です。
そして、ヴィジャイの笑顔を誰もが見たくて、オーディエンスは「ヴィジャイの笑顔はキュートだ」と繰り返します。
ですから、これは、歌って踊ってファイトして恋して!ヴィジャイの笑顔が見られて、スカッとした結末を迎えて、みんな笑顔で家路に着く、お祭り映画になるであろうことは、ほぼ100%確実。

ヴィジャイのことを知らない人も、その辺を踏まえてこの映画を観れば、タミル語がさっぱり分からなくても高揚感を共有したり、楽しめる瞬間がたくさんあると思います!
ぜひ、南インドの、タミルの、正統派の「お祭りマサラムービー」を、スペースボックスさんの上映会で体験してください。
在日タミル人のみなさんも駆けつけて、きっと楽しいお祭り気分のお裾分けもしてもらえるはずです♪

音楽は、A.R.ラフマーン! ヴィジャイ映画でラフマーン登場は10年ぶり!!! ラフマーンとヴィジャイで「Aalapolan Thamizhan」(タミル人が国を支配する)

インドファンなら、知らぬ人はいない、世界に名高い音楽家、A.R.ラフマーン。
実は彼はタミルナードゥ州のチェンナイ出身、今でも自宅や本拠地はチェンナイです。

今回、【Azhagiya Thamizh Mahan】以来、ヴィジャイとの久々の再タッグ。 そんな話題性の中、最初に発表された挿入歌のタイトルは、「Aalaporan Thamizhan」。

スペースボックスさんの解説によりますと、このタイトルの意味は、「タミル人が国を支配する」だそうです。
ラフマーンは、ヒンディー映画やハリウッド映画の時はユニバーサルな雰囲気の曲を作りますが、本拠地/タミルに戻ってくると徹底的にタミルの土着的音楽をもってきたり、野心溢れる実験的音楽を叩き付けてきたりしますね。

8月20日に行われた、オーディオ・ローンチでも、ラフマーンが、「タミル人が支配するんだ!」と力強くスピーチしてました。

そして、数曲、サントラの曲をライブ演奏披露。いやー、かっこよかったですねえ。
みなさん、ぜひ観てください、下の動画。

ヴィジャイは、この音楽にどんなふうに応えてくるのでしょう!?

予想される見どころ:ジャリカットゥ(牛追い祭り)とヴィジャイ!

ジャリカットゥ(1月のポンガル祭り週間の中で、マドゥライで盛大に開催される牛追い祭り)といえば、2年ほど前に動物愛護団体PETAの抗議を受けて最高裁判所がジャリカットゥを禁止しました。最高裁決定の撤回を求める訴えが昨年退けられたのを機に、今年のポンガルの頃、ジャリカットゥはタミルの大切な文化だ!誇りだ!と取りやめに対する抗議/再開運動が吹き荒れ、ついには映画界もストライキに入る事態になる大騒動になりました。

印の牛追い祭り巡り混乱 動物虐待か伝統文化か (2017.2.23 産経フォト)

ヴィジャイの当時公開中だった【Bairavaa】も大ヒット中だったのが煽りを受けてブーム縮小してしまった感があります。
しかしながら、「ジャリカットゥ開催を支持する」、と映画界の中でも早い時期に言及したのがヴィジャイでした。 
今回その辺も映画に反映されるのかもしれません。

予想される見どころ:ドーティファッションなヴィジャイ! 鉞で闘うヴィジャイ!

今回の【メルサル】は出回っているスチールや予告動画を見るに、近年のヴィジャイ映画の中でも、タミルや南インド土着の服装や武器を使っている割合が大変に高そうです。

下のスチール見てください。

ドーティ(タミル語ではウェスティ)という、南インドの男性が日常やフォーマルな場所でよく身につける腰布をまいたヴィジャイ。 足が細くてかっこいいんですわね〜 予告動画でも、躍動感あるウェスティ姿が見られますが、腰布ファッションファンのみなさんの心を鷲掴みすることは間違いない!

そして、ヴィジャイがよりかかっているものは、特大級のタミルの鉞ではありませんか! 
これをぶんっと振って敵を倒すんであろうな、ということが想像できます。 タミル映画やテルグ映画ではとてもポピュラーな武器(本当は、農耕のためのものですが;;;)で、これに萌えているサウスファンは多いと思います。
案外、近年のヴィジャイはこれを使わずに銃撃戦が多かったりします。 まー、それもかっこいいんですけどね、でもやっぱりサウスならではな勇猛さを表現するアクションの楽しみといえば!!!
ヴィジャイがこれを手にしてるのを見ると、「待ってましたア〜!」とアドレナリンがあがりまくりです(笑)

ティザーも、よーく見てみると、一瞬のカットで、ヴィジャイがぶんっと斬りつけているのが見えます(きゃー☆)

それからそれから!

きゃー! ウェスティ着て、タヴィル(タミルの民俗音楽でポピュラーな太鼓)叩いてるし!横でナーダスワラム吹いてる人いるし!後ろはフォークダンスの有名どころがてんこ盛りぽいし!
こういう楽器を使ってのラフマーンの曲も、歴代かっこいいやつが多いんですよ!!!

予想される見どころ:マジシャンなヴィジャイ!

「トランプとヴィジャイ」なスチール写真は、昔のヴィジャイ映画でも見たことはあります(【Azhagiya Thamizh Mahan】とか)が、映画で実際にマジシャンな役どころなのは初めてではないでしょうか? 
しかもティザーを見る限り、トランプを武器にも使ってますよ〜♪ どうやって闘うんだ、まじで楽しみだ!

共演者

●タミル映画界のエースコメディ俳優・ヴァディヴェール(【ムトゥ踊るマハラジャ】、【チャンドラムキ 踊る!アメリカ帰りのゴーストバスター】など)が久々に銀幕復帰、ヴィジャイとも再共演。

●ヒロインは3人! しかも全員来日経験アリ☆

カージャル・アガルワール (【バードシャー テルグの皇帝】【誰だ!】)

カージャルは、ヴィジャイと【Jilla】(2014)の1曲で、日本(京都&淡路島)で踊ったんですよね〜。実に素晴しかった♪ メルサルでも二人がどんなやり取りを見せるのか、楽しみですっ。
先日、京都観光に関するサイトで、この曲が紹介されていましたよ!(今からでも、日本公開してもいいんですぞw)
千本鳥居でインド人がノリノリダンス!? 歌って、踊る!インド映画『JILLA(ジラ)』

ヴィジャイとは、以前に【Thuppaki】【Jilla】で共演。8月のオーディオローンチでも、「3度の共演はどれも全てアメージングな体験でした。ヴィジャイ・サーはマジシャンよ。スクリーンでも、スクリーンを離れても!」とヴィジャイを讃えていました。 それを客席で聞いているヴィジャイの目尻に皺が寄った瞬間が、また何とも言えなくキュートでしてねえ…(ヴィジャイはやはり、カワイイ!)

サマンター (【マッキー】【24】【テリ〜スパーク〜】【誰だ!】)

サマンターは、先日テルグ映画界のスターと結婚したばかり。(おめでとうございます!!!) 【メルサル】が結婚前の最後の仕事って感じでしょうか?
ヴィジャイとは、共演した2作品(【Kaththi】【Theri】)の両方が特大ヒットとなり、近年ではヴィジャイと一番相性がいい女優さんという評判。

ニティヤー・メーネン (【OK Darling】【24】)

2015年3月に、神戸でのインド映画界について語るシンポジウムにスピーカーとして来日したニティヤ。 
とても強い意志を持った女優さん、という印象を受けました。

シンポジウムの後にお話させていただいたときに、映画でもマスカラ塗ったりつけまつげとかするのがキライなの、と言ってたニティヤちゃん。
その言葉どおり、カージャルやサマンターと較べるとナチュラル派というか、化粧が濃くないというか、ちょっぴり地味な印象な役どころのヒロインを演じることが多い気がします。

そういう彼女がヴィジャイとは、意外にも初共演。 ジャリカットゥなヴィジャイと夫婦になる役どころのようです。 きっと地に足の着いた、キレイなおっかさんを演じてるんじゃないかと期待! 楽しみです!

ということで、ご都合のつく方、いや、多少無理してでもぜひ!日本のスクリーンで【メルサル】を体験しましょう♪
お申し込みは、スペースボックスさんまで。

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