
タミル人のお兄さんに教えてもらった、
ラジニがシンガポールに来たらお参りしているという寺。
ほんとかな~?
ちなみに、「地球の歩き方」には載ってない小さなお寺です。
2001年3月18日
前日の3月17日は、東京・銀座シネパトスで【パダヤッパ】日本ロードショーの初日でした。
初日初回を観て大騒ぎした後、夕方からむんむんは、10年ぶりのひとり旅でやって来ました、シンガポール!
前日のラジニの興奮が冷めならぬまま、リトル・インディアで朝を迎えました。
午前中、リトル・インディアの隣の地区、アラブ・ストリートにある有名なモスクである、「サルタン・モスク」をのんきに見物していたら。
ひとり旅や、少人数の旅をしていると、ガイドを自分から買って出てくる人懐っこい現地人ってどこの国にもよくいるもので、顔の黒いお兄さんが声を掛けてきました。
時間もあることだし、ひとりなんで、おもしろがってしゃべってたら、彼はタミル人ではありませんか!
それならばと、前年のチェンナイ旅行でゲットした「ラジニ25腕時計」を見せて、ラジニが好きでシンガポールに来たことを告げると、めちゃくちゃ喜んでくれました。
彼の勤めている会社の壁にはラジニの写真が飾ってあるんだって!
←リトル・インディアの中を走る車に、ラジニ発見!
話していくうちに、「ラジニを好きなキミはVIPだ!
(銀座シネパトスのパダヤッパVIP定期券を思い出します♪)
今日は一日キミのガイドをする!」
と彼は張り切ってくださり、(善意はうれしいけど)赤道近くの国の炎天下の中、結果的に辟易するほど、徒歩で半日、いろいろと連れまわされてしまいました。
サルタンモスクから徒歩でてくてく、ラッフルズホテルやマーライオンなどを有無を言わさず案内してくれました。
有無を言わさないどころか、
ラジニはヘビが好きだろ、
「ヘビと記念撮影」は、シンガポールで名物だから、キミもやっていけ!と、もう半強制。
← マーライオンの近くの路上で、大きなニシキヘビと記念撮影ができます♪
気分はインドのヘビ使い!?
どうやらヘビの飼い主は、このお兄さんの友達らしく。。。
(客引き???)
帽子と(ちゃんちゃんこみたいな)ベストも貸与で、撮影料金は5ドル。
ヘビさんはおとなしいんだけど…ひんやりとしてるうろこが動く感触が伝わってくるし、この感触初めてだし、重いっ、怖い~っ。
確かに、昨日観た【パダヤッパ】の冒頭でも、ラジニはヘビをつかんでいたけれど…。
ラジニもヘビが好きとはいえ、こうやってヘビさんと遊んだりするのかあー!?(泣)
そして、恐怖の撮影セッション後も、気が抜けた上に暑くて暑くて、意識もうろうとしているのに、小1時間くらい、えんえんと炎天下のベンチに座ってタミル語講座を開講してくださったり…
「キミはシャイだな」とさんざん言われた。
いいえ、たしかにシャイかもしれませんが、くたびれて口がきけなくなったんです。。。
彼のあまりのゴーイングマイウェイさに、最後には、さすがにイヤになっちゃったのだけど、(今度ガイドを申し出てくれる人がいても、私が途中で疲れたら、きっぱり断る勇気を持ちたいものです)半日彼と行動する中で、ラジニがお参りしているお寺を教えてもらったり、話の中でシンガポールに住むラジニ・ファンの雰囲気がちょっとつかめてきたり、おもしろい体験でした。
【ムトゥ】が日本で大ヒットしたのは、シンガポールでも周知の事実です。
VCD屋さんでも、日本人と見るや「ムトゥ、ムトゥ!」て声を掛けて来ますが、自称ガイドのお兄ちゃんも、ムトゥの1曲目「オルバン・オルバン」を口ずさんできました。
私も、暑くてふらふらだったのですが、気を紛らわすがてら、ちょっとなんか口ずさもうと思いました。
私が観たのはムトゥだけじゃないんだよ~、と伝えたくて、私も【バーシャ!】の1曲目、「あっとか~らん」の最初だけ、くちずさんでみました。
ちょいと、すっとんきょうな歌い方だったからねえ、彼はしばらくきょとん、としていたんだけど、その後すごい勢いで、
「キミは、バーシャを知ってるのか!?
ムトゥを知ってる日本人は多いけど、バーシャまで歌えるなんて!
すごいよ!
バーシャはシンガポールでも、スーパーヒットしたんだぜ!
バーシャを知ってる日本人に会えて、すごくうれしいよっ!!!!!!!!」
とまくしたて、興奮したのでした。
このお兄ちゃんが、シンガポールのタミル人の声を代弁していると仮定したら、シンガポールにおいても、「バーシャ!」は、きっと重要な位置にある映画なんだね。
うれぴい。
実はそのときはまだ、「なっとか~ら、あっとか~ら」のワンフレーズしか覚えていなかったんだけどね、ま、いいか!
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