【Mridanga Chakravarthi】(ムリダンガ・チャクラヴァルティ)

【Mridanga Chakravarthi】(ムリダンガ・チャクラヴァルティ)
மிருதங்க சக்கரவர்த்தி (ムリダンガムの帝王) 1983年 タミル映画

監督:K.シャンカル
音楽:M.S.ヴィスワナーダン
出演:シヴァージ・ガネーサン、プラブ、M.N.ナンビアール

昨日、10数年ぶりに【Mridanga Chakravarthi】を観てみたんだけど、字幕なしで、いわゆる「念力鑑賞」。

↓ このイベントの準備も兼ねて、観ました。 よかったらご参加ください。

2回目だったけど話がよく分からなかったし、Wikipedeiaにもその他のサイトを検索してみても、話の筋が書いてなかった。だからここに書くのはまだまだだな、とも思ったんだけど、その矢先に、シヴァージ・ガネーサンのムリダンガムのパートを実際に演奏していた、K.シヴァラーマンのツイートを発見してしまった。
現在80代のインド古典演奏家が、まさかツイッターをやっているとは思っていなかったのでね、ものすごく驚いたのと、しかもシヴァージとの想い出を回顧したツイートを昨年している、というのは衝撃というか、ほんとにいい想い出なんだな、というのが感じられて嬉しくて。

(古典音楽や古典舞踊家は、フィルミーの世界を実は嫌っていたりすることもよくあることなので)

だから、やっぱり理解がまださっぱりでも、書けるところは書き留めておくことにします!

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10数年前に見たときの記憶がほとんどないんだけれども、今回、【Sarvam Thaala Mayam】(STM)を観た後でこの、ムリダンガムのタミル映画界の金字塔と言われるこの映画を観てみて。
ダリットがムリダンガムに取り組むのはとても大変なことなんだけれども(STM)、バラモンがムリダンガムを演奏し続けることだって、周囲のやっかみや足の引っ張り合いに巻き込まれたりして辛いんだよ、というのがしみじみ分かりました。
芸道を極めるのは、何であれ、大変だ。

実の親子(シヴァージ・ガネーサンとプラブ)の、親子役としての共演、っていうのがまず豪華なんだな、たぶん。
で、プラブ! やせている!(2005年の【チャンドラムキ 踊る!アメリカ帰りのゴーストバスター】のあたりと較べると、同じ人とはすぐに見分けがつかない;) 2020年代の美的基準からすると外れてしまうかもしれないが、当時としては甘いマスクで! かわいい。 なるほどね。(何がなるほどなのだろう)

しかし、【第一の敬意】(Mudhal Mariyadhai、1985年)でも太りすぎている印象だったシヴァージ・ガネーサンが本作でも太りすぎている。でも、何なんでしょう、おなかでっぷりの50代にしてこの色気。

若い頃を演じているときの、光沢のある色付きのシャツにドーティのお姿がたいそう麗しい。老年を迎えて貧乏になってそういうシャツはもう着ません、という感じで白いVネックな親父なシャツを着ていても、なんだか色気がある。
それでドカドカドカドカ!
とんでもない指の動きと、時には血を吐きながらムリダンガムを叩いている御姿は圧巻。
シヴァージ、俳優であって、演奏家ではないですよね。まじか。
(【Sarvam Thaala Mayam】の主役、G.V.プラカーシュクマールはミュージシャン兼俳優だから、ああそれは彼なら練習すればそれなりにできそう、と想像できるところですが。)

その親子対決のクライマックスシーン

ちなみに、プラブ側のムリダンガムは、Madurai T. Srinivasan(Cheena Kutty)という方なんですって。

Story(たぶんこんな感じ、なんだけど、これから分かったりするたびに追記)

Mridanga Chakravarthi(ムリダンガムの帝王)と別名を取る、ムリダンガムの著名な奏者・スバイアー(シヴァージ・ガネーサン)が自身の息子カンナン(プラブ)に伝統を伝えるべく幼い頃からムリダンガムをやらせているのだけど、M.N.ナンビアール(まー、分かりやすく悪者な表情をすることすること! 顔芸がほんとに、ナンビアールは面白くていいな)たちの差し金で、没落してしまう。
お金に事欠き、ムリダンガムをケースに入れて埃がかぶった横で、壊れたサンダルを自分で針と糸で縫って修理するスバイアーを、何とか立ち直らせたいと思っている奥さん。
子どもの頃は親に言われてイヤイヤやっていた部分もあるが、大人になって、自らの意思でムリダンガムを演奏したいと願っているカンナンと、落ちぶれてムリダンガムを見たくもない状態になっているスバイアーは対立してしまう。

で、いろいろあって、この親子がムリダンガム演奏で対決することになるのだが…

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最後に改めて。シヴァラーマンがお元気なうちに、コロナ情勢が収まったら、チェンナイに彼の演奏を聴きに行きたいな!

本日時点の最新ツイート。シヴァラーマン、毎週格言を発してくれるようです。

参照;

【Sarvam Thaala Mayam】

【第一の敬意】感想

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