第2回は、英語の「Thank you」に相当する言葉を見てみましょう。

na—n—dri
アルファベットでは、「Nandri」と書き、「なんどぅり」、と読みます。2文字目
の上の点は、子音を表します。
「なんどぅり」の「どぅり= 」は「r」の巻舌音で、発音はすごく難しいです。
でも実際の会話では、巻舌音じゃなくても、問題なく通じるようです。
もし、この単語を忘れたときは、素直に英語の「Thank You」をタミルっぽく読んで、「たんきゅ」と言えばOK!
(例えば、1999年の映画『パダヤッパ』(ラジニカーント主演)でも、後半のニーランバリ家にパダヤッ パが訪問して、二人が約20年ぶりに会話する場面で、ラジニ扮するパダヤッパが、
「たんきゅ・たんきゅ・たんきゅ」と言ってますね♪)
「Th」の読み方
タミル語では、「Th」と表記する文字(= )を、英語のように歯と歯の間に舌をはさんで発音せず、「た」 か、「だ」(母音「あ」をつけた場合です。)と読みます。
(もちろん、英単語を会話に使うときには、元の発音通りに会話する方もたくさんいらっしゃいますが。)
ということで、外国製VCDなどの題名を読むときに「Th」が出てきたら、大抵 「さ」や「ざ」ではなく、「た」か「だ」と読むと思ってください。
(例:ラジニ映画『Thalapathi』は、「だらぱてぃ」または「たらぱてぃ」ですね。
単語の先頭の「Th」は、「た」と読むか「だ」と読むかについては、特にルールはありません。
(→逆に言えば、「た」も「だ」も、同じタミル文字で表し、文字上で読み方の区別を表すものがないのです。 アルファベットで表記する際、特に「だ」と読ませたい場合は、「Th」のかわりに「Dh」と
表記する場合も多いですが、「Th」と書いてあるからといって、「た」であるとは限りません。)
どちらで読んでもOKです。単語の間の「th」については、ちょっとしたルールが ありますが、それはまた後日まとめることにいたしましょう。
今日はここまで。 第3回につづく。
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