Indian Movies / インド映画の話

Sivaji The boss (ボス その男シヴァージ)

2017/01/11

Title : சிவாஜி Sivaji The boss (シヴァージ ザ・ボス) (2007年 Tamil 185分)
Director : S.Shankar (シャンカル)
Music : A.R.Rahman (A.R.ラフマーン)
Starring : Rajnikanth (ラジニカーント), Shriya(Shreya)  (シュリヤー・サラン / シュレーヤー),

タミル人のラジニファン友達いわく、「Sivaji映画じゃないです。Sivajiはラジニの祭りです。」
タミル映画界のNo.1ヒットメーカー監督・シャンカルが、満を持してラジニカーントと組んだ作品。
シャンカルが今までにないラジニ像を模索して完成させた、ROCKなラジニが最高です。とにかく、観てください!(【ロボット】(Enthiran the Robot)の3年前の作品です。)

キャストスタッフむんむん's コメント挿入歌トリビア

(書きかけです。)

9/16(日) 18:30~ したまちコメディ映画祭 in 台東 【ボス その男シヴァージ】 ジャパン・プレミア
2012年12月1日より、全国順次ロードショー。
2013年4月19日、【ボス その男シヴァージ [DVD]】発売予定!

むんむん‘s HP内関連ページ

(ページ下部の「関連ページ」欄もご覧ください。いっぱいあります!)

2007 May チェンナイ、シンガポールでゲットした販促グッズ 
2007 May チェンナイで購入したシヴァージ・タンクトップ
2007 May チェンナイで購入した雑誌・書籍
2007 May チェンナイで見かけた映画看板

出演者

Rajnikanthラジニカーント) ~主役・シヴァージ (後に、「ボス」や「MGR」と名乗ったりする) アメリカ帰りのSE。

ShriyaSaran.jpgShriya Saranシュリヤー・サラン / 又は シュレーヤー) ~ヒロイン・Thamizhselvi ★インタビュー (Sify)  (Telugu Cinema [2007.6]:1 2 3)
 ※ 声の吹き替えは、Kanika(Periploさんの参考記事

Suman (スマン) ~【悪役】有力者・Aadi Seshan  ★インタビュー [Behindwoods] ※ 声の吹き替えは、Subhu(インタビュー
シャンカル監督は、今回の映画では、いかにも悪役な雰囲気ではなくソフトなイメージで演じられる悪役を探していたとのこと。スマンには、(品のよさを表現するためか、)ひげを剃り、白いシャツに白いドーティを着用することを要望したらしい。
vivek.gifVivek (ヴィヴェーク) ~【コメディアン】シヴァージの若い叔父さん。(母方の弟。シヴァージは映画内で「叔父」にあたるタミル語の「Mama」と呼びかけている。ヴィヴェークは歳の近い甥・シヴァージに「おいおい、おじさんと呼ぶなよ~」と言ってるんだけど結局最後まで「Mama」と呼ばれている。Arivuというのが本当の名らしい???)
 ヴィヴェークは、【Boys】【Anniyan】に続き、シャンカル監督作品に3作連続で重要な役で出演したことに!
 ラジニとは、【Veera】以来、久々の共演。

Nayanthara (ナヤンターラー) ~1曲目「バレイラッカ」のダンスで出演。ラジニの前作【チャンドラムキ】でヒロインを務めて大ブレイクし、女王様になりつつある彼女の元気なダンスにご注目!(★ゲスト出演)
Raghuvaran (ラグヴァラン) ~Dr. Chezhian シヴァージが信頼しているお医者様でシヴァージが建てた病院の学長。(★ゲスト出演)
 シャンカル監督作品には、【Kadhalan】【Mudhalvan】に次いで3作目の出演。

Manivannan (マニヴァンナン) ~シヴァージのお父さん。【パダヤッパ】で欲深い、パダ父の弟役だったおじさまが今回はラジニのお父さん。
Vadivukarasi (ヴァディヴッカラシ) ~シヴァージのお母さん。【アルナーチャラム】での「怖いおばあちゃん」役だった彼女は今回はどんなお母さんでしょうか!?
Livingston (リヴィングストン) ~前半で登場する警官(「ラカラカラカラカ~!」)
Kanal Kannan (カナル・カンナン) ~楽器屋でシヴァージに襲いかかった人。
 ※【ムトゥ】【パダヤッパ】でアクション・マスターを務めたカナルは、この映画ではアクション監督ではないが特別出演した、といったところかな? 髪の毛を染めちゃって、ファンキー![7/5追記:どうやらカナルは、最初この映画のアクション監督で、この楽器店の撮影も早い時期に行われていたが、何故か途中で自分のチームに以前いたピーター・ハインに交替になったらしい。]

Dhamu (ダーム) ~後半で、シヴァージの声真似を依頼された人の中で最後に登場した人。(やっぱり、「ラカラカラカラカ~!」
バーシャ!】以来のラジニ映画出演かな?
声帯模写の特技で有名な彼らしい、一瞬芸♪

スタッフ

監督&原作&脚本:S.Shankar (シャンカル) ★インタビュー (Sify [2007.6]:1 2 3
プロデューサー:AVM Saravanan / M.S. Guhan (AVM サラヴァナンの息子)
撮影:K.V. Anand ★インタビュー (Rediff [2007.5]:1 2 3 4 5 6) (Telugu Cinema [2007.6]:1 2 3) (Sify [2007.7]
Dialogue:Sujatha
美術:Thota Tharrani
編集:Anthony
アクション:Peter Hein (பீட்டர் ஹய்ன்)
振り付け:Prabhudeva / Raju Sundaram / Lawrence / Brinda
アソシエイト・プロデューサー:S.P. Muthuraman
衣裳デザイン:Mitra Media, Neeta Lulla(Song:Vaaji Vaaji)

リリース:インド~2007.6.15 インド以外~2007.6.14

挿入歌


Balleilakka (ばっれいらっか)  歌手: SP. Balasubramaniam, Benny & Chorus, A.R.Raihanah(ARラフマーンの妹) 

ひらがな歌詞はコチラ! → 予習♪【ばれいらっか】from 【ボス その男シヴァージ】

振付け:Brinda (ブリンダー) 【シヴァージ】に関するインタビュー (Rediff [2007.6])
 ブリンダーは、【チャンドラムキ】でラストの「Raa Raa...」を振付けたカラーさんの妹。
 【BABA】の「Shakthi Kodu」以来のラジニソング振り付け。ラジニ映画のオープニングソングを女性が振付けたのは結構珍しいかも?
 シャンカル監督がちょこっと出演。 
 ケーララ州から連れてきた何百人ものプーリ・カーリ(トラ男ダンス)なダンサーたちは圧巻。
  (プーリ・カーリは、【パダヤッパ】1曲目でも登場しているが、今回さらに強烈!)
 衣裳はヒンディー映画界で主に活躍するMitra Mediaだが、この曲でのナヤンターラーはタミルの伝統的なサリーで踊っている。
  撮影場所:Wai (プネーから88km、お寺の有名な町。タミルでの撮影は、ファンが押し寄せて困難だと判断したシャンカルがこの丘を選んだとのこと。)

Vaaji Vaaji (ヴァージ・ヴァージ)歌手: Hariharan, Madhusree & Chorus
  撮影場所:Ramoji Rao Film City(ハイダラバード)
  バビロニアン・スタイルのお城セットを美術監督Thota Tharraniが作り上げた。
  この曲のみ、衣裳はNeeta Lulla

Style (スタイル)歌手: Suresh Peters, Blazee, Rags, Tanvi 振付け:Prabhudeva (兄のRaju Sundaramだという情報もあり。)
  撮影場所:スペイン・Bilbao,Valencia,Madrid 撮影期間:14日
★このダンスシーンでは、Indian Artists社の特殊撮影(Digital skin grafting Technology)により、ラジニが色白になっている。
  撮影のK.V.アーナンドによるとこの曲でのシャンカル監督のコンセプトは、「褐色なのにスーパースターになったラジニをファンは崇拝しているが、もしラジニがヨーロッパ人のように色白になったなら?」
  この辺については、Periploさんの記事The Hinduの記事参照。
  白人女性にラジニカーンと同じ動きをしてもらい、顔の肌の部分をマッピングしているとのこと。
  このVFXについて詳しくは、このページ(モデルの白人女性の写真も載ってて興味深いです!)やこのページで。

Sahana (サハナ)歌手: Chinmayi, Udit Narayan
撮影場所:Ramoji Rao studio

The Boss (ザ・ボス)歌手:Blaaze, Raqueeb Alam, Nareesh Iyar

Sahara (サハラ)歌手:Vijay Jesudas(K.J.イェスダースの息子), Gomathi Sree & Chorus

Athiradee (アディラディー)歌手:A.R.Rahman, Sayanora Philip 
振り付け:Lawrence ★【Muni】&【Sivaji】に関するビデオインタビュー(タミル語) Behindwoods

トリビア

▼上映時間185分 ⇒ 3時間5分 ⇒ 3+5=8 「8」はシャンカル監督のラッキーナンバーといわれている
▼「Shivaji University」は実際に、マハーラーシュートラ州にある。(映画の建物とは別物のようだけど。)

興味深い記事など

Sify

▼配役等の経緯(Bollywoodpoint.com
Mouthshut.comのレビュー(投稿)

むんむん's コメント 【ネタばれなし】

(2012年9月27日記)


2012年5月12日から日本公開となった【ロボット】(Enthiran the Robot)の大ヒットを受け、同じ年のうちにこの映画の日本公開されることが決定。
ありがたいことです(涙・涙・涙...。)

シャンカル監督らしさが大爆発なのは【ロボット】の方だけど、シャンカルがラジニでやりたかった映画はまさに、この【ボス】の方だと思います♪
どっちがすきかは、人それぞれ。どっちが好きだ、とか映画談義が日本でされるようになるなんて、ワクワクです!

私はどっちも好きです。思い入れは、シャンカルとラジニの初タッグとなった【ボス】の方が上ですが。
それから、この作品が、ラグヴァランとラジニの最後の共演作となった映画だから。


(2007年7月 4日 記載)
この映画を観て日本に帰った後、日本在住タミル人の友人からKLで観たことを連絡したらメールをいただきました。

「Sivaji映画じゃないです。Sivajiはラジニの祭りです。」

この一文を読んで、う~ん、見事に言い表されているなあと、感心してしまいました。

まさにそうです。
映画としての完成度がどうだの、そんなことをあれこれ言ってもナンセンス。
とにかくラジニのお祭り。

でも、少なくとも21世紀以降では「最高のラジニのお祭り」なんではないですかね!?

●●●

ああだこうだ言わなくても、とにかく観てくれ、おもしろいから!って感じの作品ではありますが、私はシャンカル監督が大好きで、長年、ラジニとシャンカルのドリームマッチを夢見てきたもので、やっぱり書きたくなっちゃうということで以下。

もともとCGでもなんでも超凝り症なシャンカル監督ですが、ラジニが近年「今度の映画でラジニは若返っているか」ということがやたら気にされているなかで、「いかにラジニを若返らせるか」を逆手に取り徹底的にラジニカーントという素材を使って遊んでいる印象。
対するラジニも、徹底的にプロとして遊ばれている。

「ラジニのお祭り」色が強い分、シャンカル監督の作品中では、いつもの「シャンカル節」が若干控えめ。
だからシャンカル作品中「最高傑作」とはいえないと思う。
でも現場が最高に悩んで遊んで作った作品で、最高に見ていて楽しくて気分のいい映画に仕上がっているし、50代のラジニ作品としては代表作になりうるんじゃないかな。

CG大好きシャンカル監督が、今まで蓄積してきたノウハウを、ラジニの演出に全てをかけて投入、消化不良なリアリズムは捨てて、デフォルメしてマスコットにするというか、ポップ・アイコンにするというか、アバターとしてのラジニを様々な面から演出している感じ。
その辺は、公開前に出回ったポスターの色調がビビッドでポップなイメージを強調しているところからも覗える。
若作りをしてることには変わりないんだけれども、今回は「無理な若作り」感がほとんど感じられない。
クライマックスで登場する際の(かつらを使わない)ルックスも、とても思い切っているが、現在のラジニの実像にかなり近づけた上でいかにカッコよく見せるかを追求していて素晴らしい!
(あまりに元ネタのハリウッド映画とアクション、衣裳ともそのまんますぎるのはご愛嬌として。シャンカルもアクション監督のピーター・ハインも相当【マトリックス】がお好きなようで。。。すごくいい仕事はしてるんですけど!)

最先端技術を追求していながらも、ノスタルジックな部分も随所に見られる。
コメディ・ロール系を得意としていた往年のラジニを復活させ、ラジニ自身の演技で笑わせるパートが随所にあり、すべて秀逸。おもしろいし、ラジニの表情がとてもいいし、演出もラジニのスピード感を生かしている。
シヴァージ・ガネーシャン(【Vasantha Malagai】の「Mayakka Menna」から)やMGR(【Rickshakaran】の「Azhagiya Tamizh magal」から)、カマルハーサン(【Sakalakala Vallavan】の「Nethu Rathiri」から)のパロディを挿入してきたり、シャンカル監督の、ラジニカーントへの、そしてタミル映画へのリスペクトが存分に感じられる。
それから、往年のラジニといえば、エロおやぢな表情がたまらなかったりするのだけど、この映画でも絶妙な場面でその表情が見られて満足♪

近年のラジニ(【パダヤッパ】のあたり以降)は、自身のアクションがワイヤーについていかない、バックダンサーの踊りのテンポから遅れる、腰がキレない、等々、正直衰えが著しかったけれど、今回シャンカルはそれを違和感なくCG技術、撮影技術、ラジニの表情の演出などで補っているし、そういったテクニカルな面をさしおいても、近年のラジニ作品の中では一番ラジニにスピード感があり、いい意味で往年のラジニ(【ムトゥ】のタオル回しなどのような、ちょっとした仕草でもスピードがあって何故かカッコいいというラジニの「スタイル」の特徴がこの【シヴァージ】で戻ってきている)を彷彿とさせ、メンタルな面でも何かが劇的に変わっているように見受けられるのです。
ラジニのボディ・ランゲージも今回はアピール度が高いと思う。だからタミル語の台詞が分からなくても、充分にラジニが演じる役の気持ちは伝わってくる。

ラジニもいつもより相当ハードな動きを要求されたのでは?と想像するけれど、(だいぶ年下だけど)監督を信じて、任せて頑張ったんだろうなあ。

チャンドラムキ】でのアクションを、痛々しく見ていたような私には、ほんとに今回のラジニの復活はうれしいです。

また、全編通して、近年のインド映画全体にありがちな、行きすぎな暴力シーンがなく、流血シーンも控えめで、でもスリルや緊張感は全編にみなぎっていて、家族で安心して楽しく見られる作品になってます。

それから、シュレーヤーのダンスの腰のキレが、大変すばらしい!
チランジーヴィーらと対等にダンスしてきたと評判は聞いていたけど、これほどのものとは。
(かなり、私好み。)
シムラン以来の大器かも。

ヴィヴェークもいいです!
シャンカル監督がここのところ連続出演させてますが、台詞回しがリズミカルで、彼のしゃべりは意味が分からずとも聞いてて楽しい映画が多い。今回も持ち味を活かしてます!
タミル語の響きが楽しくていいなあ、とヴィヴェークの台詞を聞いているといつも思います。

いとしのラグヴァラン様は、重要なシーンでちょくちょく出てくるのだけど、今回はあまり凄みのない特別出演的な役。でも、気になる場面は結構ありました。
(私も、人工呼吸されたいです~。)

他にもチョイ役ゲスト出演で、いろいろな方が一発芸だとか魅せてくれて(?)、タミル映画ウォッチャーとしてはニヤニヤするシーンがたくさん。とにかく、見所がいっぱいです。

50代半ばにして、こんなに踊ってアクションして最高のお祭り作品を放ったラジニ。
同世代のスターのみなさんにも、がんばってほしいと強く思いました。
(例えば、カマルハーサンは、映画自体は傑作をがんがん出してるものの、近年得意のダンスをあまり踊ってない。踊りの得意でないラジニもこんなにがんばったんだから、カマルももっとダンスして!と思ったりして。)

(ネタばれ含むシャンカルファンとしての感想、ラジニファンとしての感想はまた別途書きます)

むんむんの映画大好き度:★★★★★
ダンスシーンの大好き度:★★★★☆

2007年6月22日(金)、KLのオデオン劇場(2)で初鑑賞。
6月23日(土)・KLのコリシアム劇場、6月25日(月)・クランのスリ・インタン劇場で鑑賞。
(ページ上部の写真は、スリ・インタンで撮影。)

●日本語によるSivajiに関する記事

スーパースター!ラジニーカーント ─インド映画界で最もギャラの高い俳優─ Media Sabor(2007.7.23)

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