インド映画スター☆リスト(男優編)

Celebrity / インド映画界の人々の話

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南インド・タミルナードゥ州の映画(タミル映画)に出演したことのある男優さんを中心としたご紹介ページです。

※基本的に、サイト制作者・むんむんのカメラに収めたスター(むんむんが撮影したorカメラを預けて知人に撮影してもらった)の写真で構成しております。

撮影場所はステージ(撮影OKだったもの)、撮影現場(休憩中に撮影OKだったもの)、スターさんのお宅、などまちまちです。
特記なき限り写真の著作権は、むんむんに帰属します。無断転載はご遠慮くださいネ。

凡例:

●アルファベット順です。
●個別のページがあるスターには、英語表記の名前部分に該当ページリンクを貼っています。
●写真には、撮影都市と撮影年をキャプションにつけています。
●映画名が日本語(カタカナ表記を含む)のものは、日本でロードショーもしくは映画祭等でスクリーン上映されたものです。アルファベット表記は日本未公開。

Abbas (アッバース)அப்பாஸ்

Abbas1975年5月21日生まれ。(カルカッタ→ムンバイ→)バンガロール出身。
1996年、【マドラスカレッジ大通り】(Kadhal Desam/タミル)の主役でデビュー。
ラジニ主演のパダヤッパ】では、パダヤッパの義理の息子になるチャンドル役を好演!
子犬のような愛くるしい笑顔とキャラクターで、南インド映画各地の映画に多く主演。時にはセカンド・ヒーロー的脇役に回って現役のタミル映画の大スターと軒並み共演を果たす。
※本人も、主役にこだわらずいろんな名優と共演したいと語ってました。(2003年12月談)

最初はタミル語が全く話せず、声は吹き替え。2003年頃には不自由がなくなり自分の声で出演するように。
近年はビジネスに精を出しつつ、映画にも時々出演しているらしい。
その他有名作:アイシュワリヤー・ラーイと共演の【Kandukondain Kandukondain】や【Hey Ram】など。

Ajay Rathnam (アジャイラトナム)அஜய் ரத்னம்

Ajay Rathnam
1965年11月27日ハイデラバード生まれ。
1989年、タミル映画【Nalaya Manithan】の悪役でタミル映画デビュー。
カマルハーサン主演作に多く出演する他、ヒンディーを含む5言語の映画界で活躍中。
1999年、日本テレビ企画の日印合作・ナンちゃん主演【ナトゥ】にも悪徳地主役で出演していた、たぶん親日家(笑)。(【ナトゥ】映画パンフにもプロフィール紹介欄に大きく載っている。 2000年の【ナトゥ 踊る!ニンジャ伝説】ではお呼びにかからなくて残念だったとか!)
他に、日本語字幕ありの映画では【インドの仕置人】【Rhythm】(2000年 Pyramid版DVD)など。

悪そうな顔をしてるので悪役が多いが、よい役も多い。警官姿が良くお似合い。
特別ファンでもないけど、彼を映画で見つけるたびに、「またいた!」と私は嬉しくなります。

Ajithkumar (アジットクマール) அஜித் குமார்

Ajithkumar
1971年5月1日生まれ。ケーララ州パラッカド出身の父とコルカタ出身の母の間でアーンドラ・プラデーシュ州セクンデラバードに生まれ、チェンナイで育つ。(ただし、タミル語を話すようになったのは映画界に入ってから)
1992年、テルグ映画【Prema Pustakam】でデビュー。
タミル映画デビューは1993年【Amaravathi】(声の吹替えはヴィクラム)。
バイク整備工でバイクレーサーとしても活動していたところ、映画出演の話がもちあがり、レース費用を稼ぐ目的もあって俳優デビューしたいきさつが。
実際、2002年頃から数年間、F3レーサーに専念していて、福岡にレースで来日したことも。

妻はアジットともヴィジャイとも多数共演したシャーリニ。
ラジニカーントの次世代のスーパースター候補として、長らくヴィジャイとライバル関係。
軽やかなタイプの役が多いヴィジャイと対照的に、近年はゴッドファーザーだとか重厚な役が多いような?

Anandha Raj (アーナンダラージ) ஆனந்தராஜ்

Anantharaj
11月10日生まれ。ポンディチェリーの学校を卒業。
1990年代から主に悪役として活躍する俳優さん。主役も何作か。
近年のヴィジャイ映画にもスキンヘッドでちょこちょこ出てます。
1995年、ラジニカーントのバーシャ!】で、インドラン役を熱演し、注目を浴びる。
それ以来ラジニに結婚の仲人をやってもらったり、アーナンダラージ主演の映画にラジニが出演したり、親交があるとか。

個人的には、サウンダリヤーの2003年の神様映画【Thaye Bhuvaneswari】で、上半身が3分身に分かれる化け物を演じていたのも圧巻でしたー!
インドの悪役さんはこういうのも演じちゃうんだ、とびっくりびっくり。

Anu Mohan (アヌモーハン) அனு மோகன்

Anu Mohan
1987年に【Idhu Oru Thodarkathai】監督や脚本家としてデビュー。
1997年の【VIP】でドライバー役を演じたところにラジニが関心を持ち、
1999年パダヤッパ】で、通称「ヘビ塚おやじ」を演じ、コメディ俳優としても大ブレイク。
2014年【Lingaa】で、久々にラジニと共演!!

Arjun (アルジュン) அர்ஜுன்

Arjun
1964年8月15日生まれ。バンガロールの学校を卒業。
父はカンナダ映画界で活躍した俳優 Shakti Prasad。
カンナダ映画でデビュー。
タミル映画デビューは1984年の【Nandri】。

シャンカル監督の初監督作【Gentleman】(1992年)で数々の映画賞を受賞するなど大ブレイク。
1999年のシャンカル監督との再タッグ作【Mudhalvan】も大熱演、代表作のひとつに。
(むんむんのタミル映画のベスト5に入る、お気に入り、大傑作です!!!)

ファンから名付けられた愛称は「アクション・キング」
アクション作品が有名な彼だが、監督を兼ねた作品も多く、インテリ俳優さんのひとり。

ミーナと主演したしっとりとした大人のラブロマンス【Rhythm】(2000年)は、シンガポール・ピラミッド社で発売したDVDに、日本人による日本語字幕が付いてます!
2014年には来日撮影の情報がありましたが実現せず。お待ちしておりますー!

Bharath (バラト) பரத்

Bharath
1981年7月21日生まれ。ティルチラパッリ生まれのチェンナイ育ち。
2003年、シャンカル監督のタミル映画【Boys】の一人としてデビュー。
11歳からダンスを習っていて、Boysの中でも突出したリズム感やダンスのセンスを見せていた。
翌年、マラヤーラム映画【4 The People】に出演(ソングシーンが大ヒットし、タミル、テルグ映画にも吹替えて公開された)、タミル映画でシャンカル監督プロデュース作【Kadhal】で、ソロの主役を務める。
その後も順調に主役のキャリアを積んでいる。

左の写真は【Boys】でMGR-Sivaji賞(?)の新人賞らしきものの授賞式で微笑んでくれたもの。
サインを書いて、隣に座ってたナグルにも「ほら、書いてあげてよ」と気を利かせて回してくれました。
私はインドムービーダンスを習ってて、後年、【4 the People】のタミル版【4 Students】の曲を2005年のナマステ・インディアなどで踊りました
バラトくんの曲かあ~、と感慨深かった。お会いしたときはまだ無名の新人さん、って感じだったのにネ。

Charlie / Charle / Charle V.M.T. (チャーリー) சார்லி

Charle
タミルナードゥ州Kovilpatti出身。
テレビ出身で、タミル映画には1984年【Enakkul Oruvan】でデビュー。
500本以上の出演本数を誇る、タミル映画界の有名コメディ俳優。
日本に紹介された映画では、【アンジャリ】で若い警官役。(細いっ)

とても親しみやすくてキュートな笑顔のガン黒お兄さん。
映画のフレーバー的なチョイ役もとても多い(彼が出てくると、パーッと場面が明るくなるんですよね!)けど、時々出演時間長めでシリアスな演技を見せることも。
そういうときに、コメディの出番と違った哀愁を帯びた表情を見せたりして、結構それも味わい深くてイイんですわ~。
2008年以降は、ビジネスに力を入れているらしく(?)映画出演は減ってるそうですが。

撮影見学してたら、ランチブレイク時に陽気に彼から話しかけてくれて、めっちゃ印象的でした。映画そのまんまで明るくて!
数年後にもそのときのことを覚えててくれてて、うれしかったです~。

Chiranjeevi (チランジーヴィ)

Chiranjeevi
1955年8月22日生まれ。アーンドラプラデーシュ州Narasapur出身。

1978年、テルグ映画【Punadhirallu】でデビュー。
云わずと知れた、テルグ映画界の「メガ・スター」
「インド版スリラー」とか紹介されてyoutube等でチル様を見たことがある日本人も多いことでしょう!

マドラス・フィルム・インスティチュート出身で、ラジニカーントの後輩にあたり、タミル映画にも出演作がある。
ラジニ映画に出演したこと(1980年テルグ版【Kaali】)もあり、ラジニとは現在でもお互いの新作公開の式典等に出席したり親交がある。

近年は政治活動に専念していて2007年以降の出演作品がない。そろそろ復帰作が公開されるとの噂。

Devan (デーヴァン)

Devan
1985年、マラヤーラム映画【Kaiyum Thalayum Purathidaruthu】でデビュー。
主にマラヤーラム映画界で活躍するが、タミル映画の出演もかなり多い。

タミルでは1995年、ラジニカーントの【バーシャ!】でのキーシャバ役が特に印象に残る。
(っていうか、日本の【バーシャ!】ファンには、キーシャバ様が大好きでたまらない方が多いのでは?)

悪役が多いが、ステキなお父さん役(2005年【Sivakasi】など)でもよく見かける。

「Kerala People’s Party」という政党のリーダーを務めながら現在も俳優活動中。

Dhamu (ダーム) தாமு

Dhamu
1992年のタミル映画【Vaaname Ellai】でデビュー。
物真似を得意とするコメディ俳優さん。
テレビ番組の司会などでも活躍中。

日本上映作品では、ラジニの1995年【バーシャ!】で、同僚のリキシャーワーラー役。
日印合作の【ナトゥ 踊る!ニンジャ伝説】にも、ナンちゃんの相棒役で出演してました。
Sivaji the boss】の中で披露した一瞬芸・「ラカラカラカラカ~!」(from【チャンドラムキ】)もお見事(?)でした。

2002年のタミル・スター・ナイトでも、長いこと声帯模写の芸(機関車の音など)を披露していて、迫力でしたよ。

写真は、某ホテルで、ラジニ列席の式典前にばったりお会いしたときのもの。何故か一緒にラジニの到着を待ってました(笑)
前日にダームさんが出てたプラブデーヴァー主演の【Allauddin】を劇場で観てきたばかりだったので、びっくりした~。「昨日、あなたの映画観て楽しかったですよ!」と挨拶しましたよ。

Goundamani (ガウンダマニ) கவுண்டமணி

Goundamani
コインバトル出身。
特に1990年代はセンディルと並ぶ2大コメディアンとして名声を得ていた。
日本上映作としては、ラジニ主演の1993年【ヤジャマン】、カマルハーサン主演の【インドの仕置人】。
ラジニとは2002年【Baba】でも共演。

映画では機関銃のようなしゃべりを披露するが、本人自身はシャイで寡黙。
お会いしたときも、本人はほとんどしゃべらず、隣にいたアルジュンが「彼は(撮影時とは違って)普段はマイク向けられるのも苦手なんだよ」と解説(?)してくれました。

2010年3月には、死亡説がもちあがり騒然となったが、デマだったようで一安心。

公式サイト

Janakaraj (ジャナカラージ) ஜனகராஜ்

Janakaraj
1955年生まれ。タミルナードゥ州チェンナイ出身。
1978年、バーラティラージャー監督のタミル映画【Kizhake Pogum Rail】でデビュー。
K.バーラチャンデル監督作品のチョイ役で下積みを数年した後、1980年代半ば頃からブレイク。
コメディロールが多いといっても、他のコメディ俳優より深みのある役柄が多く、コメディの枠だけで語れない、何か別格の存在感のあるおじさま。

日本紹介作品ではラジニの【ヴィーラ】、【バーシャ!】、【アルナーチャラム】で大きな役で共演している他、マニラトナム監督作品にも多く顔を出していて【ロージャー】、【ナヤカン/顔役】、【アンジャリ】など。

踊ってる映画も案外あって、【Pudhu Pudhu Arthangal】や【Siva】もジャナカラージ様が気になる方にはぜひぜひ!チェックしていただきたいです♪
(ダンスだけじゃなく、名作です!!!)

Kamal Haasan (カマルハーサン) கமல்ஹாசன்

Kamal Haasan
1954年11月7日生まれ。タミルナードゥ州Ramnad地方Palamakudi出身。
子役デビューして数年活動した後、少年舞踊団に所属して全国を周り、空手やバラタナティヤムを習得。
1969年、タミル映画【Maanavan】で大人の俳優として映画に復帰。
演技派として、徐々に名声が高まり現在に至る。
日本上映作品では【ナヤカン/顔役】、【三日月】、【愛は至高のもの】、【インドの仕置人】がある。
日本未上映ながら、カマルの「踊り」という点では、テルグ映画【Sagarasangamam】(タミル版は【Salangai Oli】)は芸道ものの大傑作。インドの古典舞踊が好きな方には絶対外せませんよ!

ラジニカーントの最大のライバルにして大親友。通称はユニバーサル・ヒーロー。
スタイルのラジニにアクティングのカマル、という紹介のされ方がよくされる。

とにかく演技バカ、というか還暦を迎えた現在もギラギラとした意欲作を続々発表。
2008年の自身のアイディアによる【Dasavatharam】では、何と一人十役を演じている。
(何で10役も演じる必要があるのかさっぱり分からないけど、映画を見ると圧倒されます!超おススメ。)

Lawrence / Raghava Lawrence (ローレンス) ராகவா லாரன்ஸ்

Lawrence
8月3日生まれ。
【Annamalai】の撮影時にダンスの上手い運転手がいる、と聞いたラジニカーントは、運転手を呼び出して踊らせ感銘を受け、ダンスマスターに紹介した。
シヴァシャンカルに師事した後、ダンスマスターでデビューし、さらには俳優としても成功したローレンスは、2002年の【Baba】の振付けでラジニと再会。
「あの時の運転手が私です!」

ということで、泣けるエピソードを持った彼は今や監督でも大成功。
プラブデーヴァーと並ぶ、ダンスマスターからスター、そして監督へキャリアアップした、ダンスの神様
近年は【Muni】シリーズ(または【Kanchana】シリーズ)が大ヒット。
【Baba】の「Maya Maya」で一瞬ラジニの横であまりに嬉しそうなオーラを出しまくって登場したローレンスは、見た目は地味だけど、踊りだしたらカッコよすぎです。
ヴィジャイとのダンスバトル【Thirumalai】(2003年)をまず皆様にはお薦めしたい!
2007年のチャンドラムキをパロった主演作【Muni】も強烈におもしろいB級映画だったし、2010年のカウボーイなタミル映画【Irumbu Kottai Murattu Singam】もいいですよ♪

Madhavan (マーダヴァン) ர.மாதவன்

Madhavan
1970年6月1日生まれ。愛称はMaddy(マディ)。
社会人も経験、結婚後の29歳でインド映画にデビューという異色のプロフィールで、ヒンディー語もタミル語も堪能、タミル映画・ヒンディー映画を中心に7言語の映画に出演。
メジャーな映画では1999年のカンナダ映画【Shanti Shanti Shanti】にセカンドヒーローでデビュー。
翌年、タミルデビュー作【ウェイブ(Alaipayuthey…)】で大ブレイク。
マニラトナム監督の秘蔵っ子的に売り出され、その後もマニラトナム監督作に続々と出演。
日本では、【ウェイブ】、【頬にキス】、【愛は至高のもの】、【3バカに乾杯!】(3バカの一人でナレーションも務める)が上映済み。
2016年秋、東京国際映画祭で【ファイナル・ラウンド】が上映、ゲストとして来日し登壇予定!
デビュー前には、1992年に東京で行われたYoung Businessmen Conferenceにインド代表として来日したんだとか…。

Mansoor Ali Khan (マンスールアリカーン)

Mansoor Ali Khan
1991年、ヴィジャイヤカーント主演のタミル映画【Captain Prabhakaran】でデビュー。

ポンナンバラムGと並び、ファニーな悪役を演じることが多い俳優さん。
K.S.ラヴィクマール監督のお気に入りだそうで、日本で公開された【ムトゥ踊るマハラジャ】【パダヤッパ】(金貸し役)にも出演している。

ワタシがお会いできた中で、一番態度が悪かった俳優さん。。。
これを撮影させていただいたのは、2001年1月ですが、実はその2ヶ月後、レイプ容疑で逮捕され、7年の実刑判決を受けていたらしい(!)

2007年に釈放されて、その後ヴィクラム主演の【Kandhaswamy】などにも出演しているので、更生して復帰した… のかな!?

Mohanlal (モーハンラール)

Mohanlal
1960年5月21日生まれ。ケーララ州Pathanamthitta出身。
1978年、マラヤーラム映画【Thiranottam】でデビュー。
マラヤーラム映画界のスーパースターだが、何本かタミル映画にも出演。
(日本でも映画祭やテレビ上映された【ザ・デュオ】(Iruvar。超おススメ!)など。2014年はヴィジャイとの【Jilla】が大ヒット!)
日本でロードショーされた作品はないけれど、アジアフォーカス福岡国際映画祭などで紹介された(日本語字幕のついた)作品の数ならば、インド映画俳優の中でもベスト3に入るのでは?と思われるほど多数。(商業映画も芸術映画も積極的に出演しているから?)

チェンナイで行われていたマラヤーラム映画の撮影をたまたま見学できたときに、主演していたのがラル様。
重厚なオーラがばりばりで近寄りがたかったし、並んで写真を撮らせていただいても他のスターと違って珍しく(?)、笑顔ではなかったりして。でも、つっけんどんなわけではなく、親切で紳士的でかっこよかったです。
でも、夜中まで撮影が長引いてるところをまた通りかかって見ていたら、「また見に来たのかー!もう夜遅いぞ。早く帰れよ!気をつけてな!」(英語です)と笑顔で大声で声かけてくれて、またシビレました。いい思い出です。(そのときの話

Nagendra Prasad (ナーゲーンドラ・プラサード) நாகேந்​திர பிர​சாத் சுந்தரம்

Nagendra Prasad
11月12日生まれ。チェンナイ育ち。(母語はカンナダ)
著名なダンスマスター・スンダラムの息子3兄弟の末っ子。
1995年、日本公開作【ボンベイ】の「ハンマー・ハンマー」の振付けとリードダンサーでデビュー。
長男のラージュー・スンダラム、次男のプラブデーヴァーほどの成功は収めていないが、ルックスは一番かわいい。
ダンスマスターは勿論、ダンスシーンでソロを務めたり、ヴィジャイやプラシャーントの友達役、みたいなところで結構いろいろな映画に顔を出している。
2007年結婚。
2001年【Choklet】の1曲目、「Hoshima Hoshima…」で、主演プラシャーントの横で振付けながら踊る彼を、現場で長々と見学させてもらったことが、昨日のことのように思い出します!即興でどんどんアイディアを出してかっこいいダンスの形にしていく過程、感動的でした。
もっと活躍してほしいなあー!

Nagesh (ナーゲーシュ) நாகேஷ்

Nagesh
1933年9月27日生まれ~2009年1月31日逝去。
カンナダの家系に生まれたが、チェンナイでタミル語で教育を受けて育った。
インド国鉄に勤めた後、1958年頃映画デビュー。
以来、伝説的なタミル映画界のコメディ俳優として君臨。
特に60年代~70年代にかけては大全盛期で、当時の2大スター・MGRやシヴァージ・ガネーシャン映画等で引っ張りだこだった。(主演作もあり。)
1973年のタミル映画【Ulagam Sutrum Valiban】撮影のために、1970年にMGR一行と共に45日間日本滞在。

晩年も本数は減ったものの、味のあるおじいちゃん役で様々な名作に出演。
遺作は2008年、ナーゲーシュの熱狂的なファンのK.S.ラヴィクマール監督作でカマルハーサンが一人10役を演じた【Dasavatharam】。元気でファニーな老人役で画面に彩りを添えていた。

2007年1月1日、ご自宅でご対面が叶い、日本での思い出ばなしをご本人の口から聞けたことは、一生涯の宝物です!

Nakul / Nagulan (ナグル)

Nakul
1984年6月15日生まれ。ムンバイ育ち。
デーヴァヤーニの弟。
2003年、タミル映画【Boys】で主役の一人としてデビュー
太っちょで元気な男の子!のイメージだったのが、2000年代後半にはグッとスリムになって、ちょっとロマンティックなヒーローも演じるように。
リズム感もよく、元気なダンスが印象的だが、プレイバックシンガーとしても活躍している。

この写真は、まさに【Boys】が大ヒットした年末年始のとき。
バラトから「サインしてやって」と回されたノートに、「オレもサインしていいのっ!?」的なリアクションしてサインしてくれて、いかにも若者!少年!なポーズで写真を撮らせてくれました。

あの太っちょな(かわいい)男の子を、2009年暮れの主演作【Kandha Kottai】で久々に観たら、もうびっくり!
いつのまにどーやってこんなにダイエットしてイメチェンしちゃったのよ!かっこよくなっちゃって!んまあ!と驚きの連続でした(笑)。

Napoleon (ナポレオン) நெப்போலியன்

Napoleon
1963年12月2日生まれ。ティルチラパッリ出身。
ミドルクラスで農業を営む父の下に育った彼は若い頃から勤勉で、現在は俳優でありながらDMKで政治活動も行い(州の大臣にもなっているらしい)、ジーヴァン・テクノロジーというソフトウェアの会社もチェンナイ、アメリカ、ニュージーランドで展開する実業家の顔も持つ。

27歳の1991年、タミル映画【Pudhu Nellu Puddhu Nathu】でデビュー。
1993年のラジニカーントの【ヤジャマン】などで悪役時代が続いた後、徐々に主役や重要な脇役にシフト。
スターとしての名声を得ながらも人の世話を焼くのが苦にならないというか、天狗にならずに縁の下の力持ち的ポジションもこなせる方で、とても謙虚に丁寧に人に接してくれるおじさまです。

【ヤジャマン】の悪役さんはカッコいいなあ、とチェンナイで泊まったホテルの傍にナポレオンさんちがあったので訪問してみましたが、大歓迎をしていただき、その後も何度もお世話になりました!
★公式サイト

Nasser (ナーサル) நாசர்

Nassar
1958年3月5日生まれ。タミルナードゥ州のナッタム村出身。
俳優を志してチェンナイに上京するも、チャンスに恵まれず、タージ・コロマンデルホテルの給仕をしながらラジニカーントと同じMadras Film Instituteに通った。
1985年、タミル映画【Kalyana Agathigal】でデビュー。

日本上映映画では、【ロージャー】(1992年)、【ボンベイ】(1996年)、【ジーンズ】(1998年)、【パダヤッパ】(1999年)、【チャンドラムキ】(2005年)、【神さまがくれた娘】、【バードシャー テルグの皇帝】。
マニラトナム監督映画の常連。
脇を支える名優中の名優のひとり。

演技や映画に対する情熱は半端じゃなく、ご対面させていただいたときも、熱く今のタミル映画界の問題点や自分の夢を語ってくれたのが印象的でした。

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